洗面所から嫌な臭いがした経験はありませんか？洗面所は毎日水を使う場所のため、汚れやすい環境です。洗面所の嫌な臭いにはいくつかの理由が考えられます。ここでは、洗面所が臭うときの原因を5つご紹介します。

洗面所の排水口

洗面所の一番の臭いの原因は排水口です。せっけんカスや歯磨き粉、髪の毛などをもとにカビや雑菌が繁殖して、嫌な臭いを発してしまいます。

洗濯機の排水口

洗面所に洗濯機が設置されている場合、洗濯機の排水口が臭いの原因になることもあります。衣類に付着した糸くずや綿ぼこり、髪の毛や皮脂汚れ、洗剤のカスなどが蓄積し、凝固して詰まると嫌な臭いを発します。

洗濯槽

洗面所の臭いのもとが、洗濯機の洗濯槽の場合もあります。湿気がこもりやすい構造であること、すすぎ残した洗剤や柔軟剤、ほこり、衣類の汚れなどがたまりやすいことから、定期的に掃除をしないとカビ臭くなってしまうでしょう。

タオルやマット

タオルを適切な頻度で洗濯しなかったり、マットを濡れたままにしていたりすると、生乾きの嫌な臭いがします。また、そうした布類を置きっぱなしにすることで、臭いが洗面所全体に広がることがあります。

洗面所の壁や床

20度～30度かつ70％以上の高温多湿な環境に汚れがあると、カビが発生し繁殖します。そして、洗面所はこうした条件が整いやすい場所です。特に、浴室が隣にあって窓がない洗面所は、湿度がかなり高くなるため、臭いのもとになるカビが繁殖しやすいでしょう。

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洗面所の臭いの原因として最も考えられるものは排水口です。せっけんカスや髪の毛などの汚れがたまりやすく、雑菌が繁殖することで臭いが発生します。排水口を掃除しても臭いが取れない場合は、排水管（パイプ）の掃除も行ないましょう。

排水口の掃除には歯ブラシ

まず排水金具を引き抜き、髪の毛やごみを取り除きます。大きいものが取れたら、細かい部分を使い古した歯ブラシできれいに掃除します。排水金具の掃除が終わったら、排水口の中も歯ブラシでこすり洗いしましょう。また、週に1回の頻度で掃除することで排水口の悪臭を防げます。

排水管（パイプ）の掃除には重曹とクエン酸

まず、排水管に詰まったごみや付着した汚れを取り除きます。排水口は歯ブラシ、排水管のごみを取り除くにはパイプ専用ブラシでこすり洗いします。

排水管掃除には、重曹とクエン酸の発泡作用を用います。まず、排水口に重曹1/2から1カップを振りかけます。次に50度～60度のお湯2Lにクエン酸大さじ2を溶かしたものを排水口に注ぎます。泡の力でパイプ内の詰まりが押し流されたら水を流して掃除完了です。

洗濯機の排水口から嫌な臭いがする場合も、多くは排水口（排水管）にたまった汚れが原因です。掃除の際には洗濯機を動かさなくてはならないこともあるため、不安を感じる場合は専門の業者に依頼することをおすすめします。

ここでは、洗濯機の排水口を自分で掃除する場合の方法をご紹介します。

洗濯機の排水口の掃除はパーツをきれいに

まず洗濯機から排水ホースを外します。洗濯機によって外し方が異なるので取扱説明書を確認してください。ホースクリップをゆるめて外すタイプが一般的です。また、ホースを外す際に、中に残っていた水がこぼれる可能性があるので、接続口の下に雑巾を敷いておきましょう。

ホースを外したら、ゴム手袋を着用し、排水口の蓋を取り外します。このとき排水口内部にある筒状の排水トラップも一緒に取り出し、スポンジやサッシブラシで丁寧に洗います。黒ずみやぬめりが気になる場合は、過炭酸ナトリウム（酸素系漂白剤）でつけ置きしてから洗いましょう。各パーツをもとに戻したら掃除完了です。

洗濯機の排水管掃除も重曹とクエン酸で

排水口周辺の掃除で臭いが解消されない場合は、排水管（パイプ）を掃除します。洗面所の排水口同様、重曹とクエン酸を使用した方法が効果的です。特に、洗濯機下は、繊維くずをはじめ詰まりやすい汚れが多いため、泡の力で汚れを押し流すことで効果が得られる可能性があります。

掃除方法は洗面所の場合と同じで、排水口に重曹を振り入れた後、お湯にクエン酸を溶かしたものを流し、水ですすぎます。
このような排水口の掃除は、半年に1回程度行なっていれば十分でしょう。毎日洗濯機を使用し、月に1回ほど洗濯槽クリーニングをしていれば、臭くなることは滅多にないといえます。また、洗濯機を動かさないと掃除できない場合は、頻繁に掃除する必要はありません。

ここでは、洗濯槽クリーナーを用いた洗濯槽の掃除方法をご紹介します。ただし、洗濯機によっては使用できない洗濯槽クリーナーがあります。また、洗濯機の使い方は機種によって異なるため、必ずしも以下の方法で掃除できない場合があります。洗濯槽クリーナーを使用する前に取扱説明書をしっかり確認しましょう。

洗濯槽クリーナーには、酸素系と塩素系があります。縦型洗濯機で酸素系クリーナーを使う場合、クリーナーを溶かしたお湯で「標準コース」を作動させ、1分程度で一時停止して浮いてくる汚れをすくい取ります。汚れが浮いてこなくなるまでこの工程を繰り返した後、5時間～6時間つけ置きして、すすぎと脱水をすれば洗濯槽の掃除は完了です。ドラム式の場合は、「槽洗浄コース」で脱水まで行ないます。

塩素系クリーナーは、洗濯槽にクリーナーを入れ、「槽洗浄コース」あるいは「標準コース」で作動させます。掃除が終わった後でもツンとした塩素の臭いが残っている場合は、洗剤等を何も入れずにもう一度標準コースで回してください。

湿ったまま時間がたったタオルやマットは雑菌が繁殖している可能性があります。臭いが気になる場合は、過炭酸ナトリウム（酸素系漂白剤）によるつけ置きが有効です。

洗面台にお湯をためて、そこに過炭酸ナトリウムを入れてよくかき混ぜます。粉末が全部溶けたらタオル類を入れ、30分～1時間程度放置します。取り出す際に水ですすいだ後、洗濯機の「標準コース」で洗濯して完成です。

素材や染料によっては、過炭酸ナトリウムの使用ができないものがあります。洗濯マークを確認してから行なうようにしましょう。

洗面所は浴室に隣接していることが多く、多湿になりやすい場所です。壁紙のカビを放置すると、時間の経過とともに広がって臭いの原因になります。壁紙にカビが発生した場合は、消毒用エタノールの原液をキッチンペーパーや乾いた雑巾に染み込ませて拭き取り除菌します。

黒カビは漂白剤を使わないと落とせませんが、漂白剤を使った掃除や水拭きができない壁紙もあるため、事前に使っても問題ないかどうかを確認しましょう。

日頃からの些細な心がけが洗面所の臭い対策につながります。ここでは、臭いの原因となる排水口について、簡単にできる対策をご紹介します。

比較的掃除しやすい洗面所の排水口は、こまめな掃除を意識することで悪臭を防ぐことができます。毎日使用する際に、髪の毛やせっけんの小さなかけらなどが流れてしまったときは、その場で取り除くことを習慣化するとよいでしょう。

排水口には、多くの場合、下水からの臭いを防ぐ排水トラップがついています。排水トラップは排水経路の途中に水（封水）をため、空気が通らないようにすることで、下水道から臭いが入ってくるのを防ぎます。この封水が切れてしまうと、下水の嫌な臭いが逆流してしまいます。洗面所も洗濯機も、しばらく使っていない排水口には定期的に水を流すようにしましょう。

また、洗濯機は見えない内部に汚れをためていることがあります。洗濯槽もこまめに掃除をすることが重要です。特に、ごみ取りネットは洗濯するたびに確認しましょう。ご家庭によっては、お風呂の残り湯を洗濯に活用することがありますが、排水口や排水ホースが汚れる原因になります。残り湯を洗濯に使う場合は掃除の頻度を増やすようにしましょう。

40度前後のお湯で定期的に洗濯するのも、洗濯槽の悪臭と汚れを防ぐうえで有効です。排水ホースや排水トラップを清潔に保ち、洗濯自体も洗剤が溶けやすく、雑菌の繁殖を防げます。

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毎日の歯磨きや手洗いうがいに使う洗面台は、意外に汚れが付きやすく、掃除がしづらい箇所ですよね。長年の蓄積した汚れは、自分で掃除するのもなかなか大変です。そんな時には、プロによるハウスクリーニングを試してみては？長谷工がご案内する洗面化粧台クリーニングでは、プロの技術を駆使して、すみずみまできれいに仕上げます。

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