天井から水漏れした際の応急処置は?トラブルの原因や放置リスクについても解説
この記事でわかること
天井の水漏れのサイン
天井の水漏れの主なサインとして、天井板やクロスにシミができていることと、天井のクロスに黒カビが生えていることの2つが挙げられます。
天井から水漏れした際の応急処置
天井から水漏れした場合は、水滴が落ちてくる所にバケツを置き、水が床に染み込まないようにしましょう。また、水漏れが一時的に止まった場合は、水漏れしている箇所をよく乾燥させ、防水テープを貼っておきましょう。
■ご注意
天井の水漏れを放置すると、家の劣化や漏電、シロアリやカビ発生のリスクにつながる可能性があるため、早めに対処するのがおすすめです。また、マンションなどの集合住宅の場合は、まずは管理会社へ連絡するようにしてください。
目次
天井の水漏れのサイン
天井からの水漏れが疑われるサインとして、天井にシミができていることや天井のクロスに黒カビが生えていることなどが挙げられます。
天井のシミは、結露やネズミのような動物の糞尿によって発生することもありますが、多くは雨漏りや水道管の破損などが原因です。また、黒カビが生えている場合は、漏水が続いて天井に湿気がたまっている可能性があります。空気中の黒カビの胞子を吸い込むと、呼吸器疾患を引き起こす恐れがあるため、子どもや高齢者がいる家庭は特に注意が必要です。普段から天井の水漏れサインをこまめに確認し、シミや黒カビを見つけたら、早急に対処しましょう。
天井からポタポタ水漏れする原因
天井からポタポタと水が漏れてくる場合、主な原因として考えられるのが雨漏りです。築年数の経過による屋根材の劣化やベランダの防水塗装の剥がれといったトラブルが発生した場合には、雨漏りによる水漏れが起こりやすくなります。
こうした雨漏りも含めた天井からの水漏れの原因には、主に以下の3つが挙げられます。
- 雨漏り
- 水道管の破損
- 上の階の水まわりトラブル
これらの原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
雨漏り
雨漏りは、天井からの水漏れの代表的な原因です。雨漏りが起こる主な理由には、以下の3つが挙げられます。
- 屋根材の劣化や損傷
- 防水層の剥がれ
- シーリング材の劣化
屋根材の耐用年数はその種類によって異なりますが、一般的な屋根材であるガルバリウム鋼板は30年〜40年、アスファルトシングルやスレートは20年〜30年程度とされています。そのため、古い一戸建ての場合には、屋根材の劣化によって水漏れが生じる可能性が高いでしょう。また、経年劣化以外にも紫外線や風、雨、地震などによって、建材が劣化してしまうことも原因として挙げられます。屋根材が割れてしまったり、ずれてしまったりすることも、ベランダや屋上の防水層に剥がれや浮きが生じることも水漏れの原因でしょう。さらに、家の隙間を埋める役割を持つシーリング材の劣化も、水漏れの原因になり得ます。
水道管の破損
天井裏に水道管や排水管が設置されている場合、これらが破損すると天井から水漏れする原因となります。一般的に水道管は壁や床に配置されますが、家の構造によっては天井裏を通るものもあります。配管の凍結や地震による破損のようなトラブルが起きた際には、天井から水がポタポタと漏れてくることがあるでしょう。
上の階の水まわりトラブル
マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいるなら、上の階の水まわりトラブルが原因で、天井から水漏れする可能性もあります。たとえば、トイレや浴室、キッチン、洗濯機などの水道設備に不具合があり水が漏れるというケースが考えられます。このような場合には、上の階の住民は下の階で水漏れ被害が起こっていることを認知していない可能性があるため、まずは被害状況を記録し、集合住宅のオーナーや管理会社に報告してください。
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天井から水漏れした場合の応急処置
天井から水漏れが起こった場合、修復するためには業者に依頼する必要がありますが、まずは応急処置を施しておきましょう。ここでは、天井から水漏れしている場合の応急処置についてご紹介します。まずは、以下のアイテムを準備しておきましょう。
- バケツや鍋
- タオルや雑巾
- ビニールシート
- ビニール袋
- 養生テープ
- 防水テープ
突然天井から水が垂れてきた場合、動かせる家具や荷物は濡れない場所へ移します。濡れた床はタオルや雑巾で拭き、ビニールシートを敷きましょう。このとき、動かせない家具もビニールシートで保護しておきましょう。さらに、水の落下地点にバケツや鍋を置いて水を受けます。バケツの底にタオルや雑巾などを敷いておくと、バケツに落ちた水が周辺に飛び散るのを防げます。
もし、雨漏りが広範囲に及んでいるときや、周りの家具を動かせないときは、大きいビニール袋でろうとを作り、バケツの中に水滴を集めるようにするとよいでしょう。まず、ビニール袋の底に穴を開けて、筒状にしたものを、雨漏りが発生している箇所を囲むように合わせて、天井部分と養生テープで留めます。その中心にバケツを置いて、ビニール袋の底の部分をバケツの中へ入れたら、雨漏りによる水滴がビニール袋の内側をたどってバケツの中にたまります。
また、水漏れしている部分に防水テープを貼るというのもひとつの手です。ただし、水漏れしている最中に防水テープを貼るとうまく密着せずにすぐ剥がれてしまうため、水漏れが止まった後、しっかり乾燥させて汚れを落としてから貼りましょう。
天井の水漏れの原因によっては、自分で修理するのが難しいこともあります。そのため、まずは上記のような応急処置を行なったうえで、水道業者や屋根修理業者に連絡しましょう。一方、賃貸住宅の場合は、業者に連絡する前に、オーナーか管理会社に状況を伝えたうえで、指示に従い対応しましょう。
天井の水漏れを放置すると起こり得るリスク
天井の水漏れをそのまま放置すると、住宅全体のさまざまなリスクに発展する可能性があります。たとえば、家の建材が水に浸ってしまうと、腐食が進み、劣化や耐久性が低下してしまいます。特に木造住宅の場合、腐食に弱いため、より注意が必要です。こうした劣化も含めた水漏れの放置リスクは、主に以下の3つが挙げられます。
- 家の劣化
- 漏電
- シロアリやカビの繁殖
これらのリスクについて、ひとつずつ見ていきましょう。
家の劣化
天井の水漏れを放置すると、家の劣化が早くなり耐久性が落ちることがあります。建物の建材が長時間水に浸ってしまうと、腐食が進み、強度が下がりやすくなるためです。耐久性が低下すると、災害による倒壊リスクも高まるため、注意しなければなりません。天井の水漏れが起きた場合は、家の劣化を招く前にすぐ適切な対処を行ないましょう。
漏電
天井の水漏れの放置には、漏電を引き起こすリスクがあることも無視できません。漏れた水が天井裏の電気配線やコードの隙間に入ると、漏電につながるだけでなく、最悪の場合火事に至る可能性もあります。また、漏電ブレーカーが漏電を感知した場合は、電気が遮断され住宅全体が停電してしまいます。このような場合、まずは家電製品や電気配線などどこが漏電しているかを特定し、必要であれば業者に点検・修理を行なってもらいましょう。
シロアリやカビの繁殖
天井の水漏れが続くと、シロアリやカビの繁殖を助長しかねません。天井から漏れた水が建材や床に染み込むと、家の湿度が上がってしまい、シロアリが繁殖しやすい環境ができてしまいます。シロアリは家の木材を食い荒らし、耐久性を低下させるため、注意が必要です。
また、水が漏れているままだと、湿度の上昇により家にカビが生えやすくなります。カビの菌は呼吸器疾患を引き起こす恐れもあるため、免疫力が低い子どもや高齢者がいる場合はより注意しなければなりません。
天井からの水漏れが急に止まったのはなぜ?
水漏れの原因が雨漏りだった場合、雨がやむと一時的に水漏れが止まることがあります。一方、上の階の水まわりトラブルが水漏れのもとになるケースでは、上の階が水を使用しない時間帯に水漏れが止まると考えられるでしょう。しかし、雨が降ったり、上の階が水を使用し始めたりすると、再び天井から水漏れする恐れがあります。そのため、天井からポタポタと水が落ちたら、早めに原因を探し適切な対処を行なうことが重要です。
天井の水漏れ以外にも気になるところが増えてきたら
天井の水漏れは、「天井板やクロスにシミができている」「天井のクロスに黒カビが生えている」といったサインで気付くことができます。天井から水漏れが発生した場合には、まず自分でできる応急処置を行なったうえで、専門業者または大家さんや管理会社に連絡しましょう。水漏れは、家の劣化や漏電などの被害につながる可能性があるため、放置せず早めの適切な対応が必要です。
また、天井の水漏れは自分で解決するのが難しく、修理費用をかけて業者に依頼したとしても、再び水漏れするリスクがあります。水漏れにより日常生活に支障を来してしまうと、居心地のよい場所であるはずの家が、ストレスに感じられてしまうでしょう。
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