大さじ・小さじって何グラム?正しい計量の仕方

「うちのご飯は世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。第12回は、「計量の仕方」です。ちょっとした一手間で、味に差がでる計量の仕方をご紹介します。

僕いつも料理をするときの味付けは
自分の目分量でやっちゃってて
この間、家で作った野菜炒めがしょっぱかったんですよ~
目分量だと、塩分や糖分を取り過ぎることがあるので
コウちゃんにもよくないですね


ぱぱのおやさい、しょっぱかったの!

いつも通りに調味料入れたんですけどね…
やっぱりちゃんと計量した方がいいですよね

美味しく、かつ調味料の使い過ぎを防ぐためにも
正しい計量の仕方を知っておきましょう!
目次

計量グッズの種類って?
美味しくヘルシーな料理作りは、正しい計量から。主な計量グッズと、その使い方についてご紹介します。
計量スプーン

さまざまな調味料の計量に欠かせないのが、計量スプーン。小さじ1は5ml(㏄)で、大さじ1はその3倍にあたる15ml(㏄)です。
中さじの分量
「中さじ」という名称で市販されている計量スプーンは、10ml(cc)のもの、7.5ml(cc)のものなど、メーカーによって容量が異なることがあります。
ただし、基本的に料理本で使われている単位は、大さじ・小さじのみが一般的です。
3本セットで販売されている場合も、「大さじ・中さじ・小さじ」ではなく、基本の大さじ・小さじに、小さじ2分の1にあたる2.5ml(cc)の「茶さじ(小小さじ)」が加わったものが多いようです。
計量カップ
主に液体を計量するときは、ガラスやステンレスのカップに目盛りの付いた計量カップを使います。
1カップは200mlが基本ですが、お米を計量するカップは180ml(1合)になっているので注意しましょう。
量り
調味料や食材の重さを計量するときには、量り(クッキングスケール)が活躍します。
電池不要でレトロなデザインのアナログタイプと、少量でも正確に計量できるデジタルタイプがあります。
アナログタイプ

デジタルタイプ

一般的には最大計量1~2㎏がおすすめですが、お菓子やパン作りをする方は0.1g単位で計れる「微量計」がおすすめです。
液体を正しく計量する方法とは?
醤油やみりんなど、液体の調味料を計量スプーンで計る方法をおさらいしましょう。

「大さじ(小さじ)1」の場合は、あふれるギリギリの状態まで入れます。
表面張力で液体が盛り上がるくらいまでが正しい分量です。
液体をグラムに変換すると?
料理本に書かれている調味料の分量は、大さじ・小さじではなくグラムで指示されていることもあります。
そのようなときは、次の換算表を参考にして計量しましょう。計量スプーン1杯分が何グラムになるかが分かります。(それぞれ大さじ1、小さじ1の順に記載しています)
- 醤油…18g、6g
- ソース…17g、6g
- 水…15g、5g
- 酒…15g、5g
- 酢…15g、5g
- 油…12g、4g
「大さじ(小さじ)2分の1」の場合は、底が丸いものなら見た目で七分目、底が平らなものは見た目で半分が目安となります。
粉・顆粒・ペーストを正しく計量する方法とは?
砂糖や塩、味噌やマヨネーズなど、液体以外の調味料の場合は、液体とは違った方法で計量します。

「大さじ(小さじ)1」の場合は、スプーンの柄などで盛り上がった分をすりきり、表面を平らにします。

「大さじ(小さじ)2分の1」の場合は、大さじ(小さじ)1にしてから、スプーンの柄などで半分かき出します。
粉・顆粒・ペーストをグラムに変換すると?
液体以外の調味料をグラムで計量したいけれど、量りがない…というときは、次の換算表を参考にして計量スプーンで量りましょう。(それぞれ大さじ1、小さじ1の順に記載しています)
固形、液状
- 味噌…18g、6g
- ケチャップ…15g、5g
- マヨネーズ…12g、4g
- バター…12g、4g
粉末状
- 精製塩…18g、6g
- 粗塩…15g、5g
- ベーキングパウダー…12g、4g
- 上白糖…9g、3g
- 強力粉…9g、3g
- 薄力粉…9g、3g
- 片栗粉…9g、3g
- カレー粉…6g、2g
- パン粉…3g、1g
手量りで正しく計量する方法とは?
料理本によく出てくる「少々」「ひとつまみ」などという指示も、ちゃんと量が決まっています。調味料を手で計量するときの、正しいやり方を覚えましょう。

「少々」の場合は、親指と人差し指の2本でつまみます。

「ひとつまみ」の場合は、親指、人差し指、中指の3本でつまみます。

「ひとつかみ」の場合は、片手で軽くつかみます。(ひとにぎり)
計量カップで正しく計量するポイント
計量カップの正しい使い方には、2つのポイントがあります。

- 計量カップは手で持ったりせず、平らな場所に置く
- 中身を入れたら、真横から目盛りを確認する
※上から見ていると、正しい量が確認できないので要注意!
この2点に気を付けることで、正しい数値を量ることができますよ。

調味料の計量って、面倒くさくてやらなかったけど
やっぱりちゃんとしないとダメですね!
ちょっとした一手間で本格的な味付けにできるんですよ!
調味料が「1:1:2」など、比率で指示されているときも
計量グッズがあれば正確だし簡単ですね


もうコウちゃんに、しょっぱいっていわせないぞ~

ぱぱがんばれぇ~!