赤カビを取る効果的な掃除方法とは？発生の原因から簡単な予防方法まで解説
赤カビの効果的な掃除方法は？ピンクカビ・黒カビとの違いや対策までご紹介します。
Question
お風呂の掃除をさぼってたら、赤カビが生えちゃった…。
広がる前に掃除したほうがよさそうだよね。赤カビってどう掃除するのかな？
Answer
お風呂場の赤カビには重曹が効果的だニャ！赤カビに重曹を振りかけてブラシでこするだけで簡単に落ちるから試してみてニャ！
■ご注意
赤カビは、お風呂（浴室）をはじめとして、キッチン、トイレ、加湿器などさまざまなところに発生します。掃除する箇所や材質によっては使用を避けたい洗剤もあり、スポンジで強くこすると傷付く恐れもあるため、注意が必要です。掃除の際には取扱説明書を必ず確認しましょう。汚れをスッキリときれいに落としたい方はプロの業者に相談することをおすすめします。
目次
赤カビとは？ピンクカビとの違いは？
赤カビとピンクカビは、一般的に同じことを指します。湯垢や皮脂汚れ、洗剤のすすぎ残しなどをエサにして、温度、湿度という条件がそろうと繁殖します。
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【赤カビと黒カビの違い】人体への影響や危険性は？
赤カビと黒カビの違いは、主に菌の種類や形成過程です。赤カビは酵母菌「ロドトルラ」で、黒カビは「クラドスポリウム」のほか、複数種のカビ菌をもとに発生します。赤カビは酵母菌のため、人体への悪影響は少ないといわれています。一方、黒カビは、体内に入るとアレルギー症状や感染症、呼吸器疾患などを引き起こす恐れがあります。
赤カビも黒カビも発生する原因は同じです。なお、赤カビをほったらかしにしてしまうと、黒カビが発生するもととなります。繁殖力が強い赤カビは、気付いたら早めに除去することが大切です。
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赤カビが発生しやすい場所
赤カビが発生しやすい場所としては、主に以下の4つが挙げられます。
- お風呂
- キッチン
- トイレ
- 窓まわり
どれも温度と湿度が高くなりやすく、赤カビの栄養源となる汚れが付きやすい箇所です。使った後は早めの掃除と換気を心がけましょう。お風呂はシャンプーやせっけんのすすぎ残し、キッチンは蛇口や排水口に残る汚れに気を付けましょう。トイレの赤カビは便器内だけでなく、トイレタンク内にも発生することがあるので注意が必要です。窓まわりは結露ができやすい窓枠やサッシのお手入れをするとよいでしょう。
また、赤カビが発生する可能性がある家電として、「加湿器」や「エアコン」などが挙げられます。
加湿器は、水を入れてすぐであれば、カルキが雑菌の繁殖を防いでくれます。しかし、消毒効果がなくなればタンクまわりにカビが発生し、汚れた空気をまき散らしてしまうこともあるため、定期的な掃除が欠かせません。
エアコンは黒カビのほうが発生しやすいアイテムですが、時折赤カビも発生することがあります。ただし、精密機器のため、内部の掃除はプロに任せることをおすすめします。
【赤カビの落とし方】お風呂の床や排水口には重曹
■所要時間：15分
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：赤カビが発生したら
今回は、赤カビが発生しやすいお風呂を例に、床や洗い場側の排水口に付いた赤カビの落とし方をご紹介します。まずは、床にできた赤カビをどのように落とすのかを見ていきましょう。
次に、洗い場側にある排水口に付いた赤カビの掃除方法をご説明します。
お風呂の排水口に赤カビや黒ずみ、ぬめりが見られる場合は、スポンジに重曹粉末を付けて、それぞれのパーツをこすり洗いしましょう。こすり洗いが終わったら、水で洗い流して完了です。
なお、忙しくてお風呂まわりを丁寧に掃除する時間がない方や、落ちにくい汚れに困っている方はプロのクリーニングを依頼するとよいでしょう。
【赤カビの落とし方】加湿器には過炭酸ナトリウムとアルコール
■所要時間：1時間～
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：赤カビが発生したら
赤カビは酵母菌という菌類の一種のため、加湿器の掃除には除菌効果のある過炭酸ナトリウム（酸素系漂白剤）とアルコールを使うのが有効です。過炭酸ナトリウムもアルコールも、ホームセンターやドラックストアなどで購入できます。
加湿器本体以外の部分を掃除するには、40度程度のぬるま湯（2L）に過炭酸ナトリウム（大さじ1程度）を加えた水溶液に、タンクやフィルターなどのパーツをつけ置きします。小さなパーツは30分程度、タンクは1時間程度つけ置きするとよいでしょう。その後、スポンジでこすり洗いして、水気が残らないようしっかり乾かしてください。
加湿器本体の掃除には、アルコールが有効です。除菌効果があり、揮発性が高いので拭くだけで十分ですが、アルコールは濡れていると効果が薄れてしまうため、事前に加湿器に付いた水分をクロスで乾拭きしておきましょう。濡れた部分がないことを確認した後、アルコール水をクロスに付けて拭き掃除します。
なお、アルコール水の作り方は、消毒用のエタノール（90ml）と水（110ml）を混ぜます。
赤カビを予防する方法
赤カビの発生を防ぐには、こまめな換気を行ない、しっかり乾かすことが大切です。定期的に換気して風を通すことで、部屋の温度や湿度を下げ、カビの発生しにくい環境が整います。換気の際には、窓を開ける、換気扇を回すといったこと以外に、扇風機やサーキュレーターを利用するのもおすすめです。湿度の高い梅雨の時季や、部屋干しの後などには、特に換気を意識しましょう。
また、赤カビが発生しやすいお風呂では、床や排水口、洗面器、シャンプーボトルなどの水分をできるだけ取り除き、乾かすことも重要です。湿度を低くすることで赤カビが繁殖しにくくなるでしょう。
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重曹をかけてブラシでこすってみたら赤カビがきれいに落ちたよ！
すごい！お風呂がピカピカになったね！
カビができたら放置せず、こまめに掃除するようにしてニャ！
