ガスコンロの火がつかない!?原因から対処法まで詳しく解説
この記事でわかること
ガスコンロがつかない場合の対処法
最初に「チャイルドロック」「ガス栓」「電池」「ガス供給」の4点を確認しましょう。これらを確認してもガスコンロがつかない場合、自分でできる対処法はバーナーキャップや点火プラグのお手入れ、ガスホースの位置調整です。
原因が分からない場合の対処法は?
メーカーの説明書やホームページなどを確認したり、専門の業者に問い合わせしたりするようにしましょう。無理に自分で対処しようとはせず、専門家の助言を仰ぐことが大切です。
■ご注意
ガスコンロの点検や掃除は、安全が最優先です。作業前にはガスの元栓を閉め、ガスコンロが冷めていることを確認しましょう。ガスホースのひび割れや点火プラグの状態にも注意が必要です。作業後は全ての部品が正しく取り付けられていることを確認し、点火状態を必ずチェックしてください。これらのポイントを守って安全にメンテナンスを行ないましょう。
目次
ガスコンロがつかない場合はまずこれを確認!
ガスコンロに火がつかなくなった場合、最初に以下の4点を確認しましょう。
- チャイルドロックがONになっていないか
- ガス栓が閉まっていないか
- 電池切れはないか、正しく設置されているか
- ガスの供給が遮断されていないか
火がつかない原因によって確認事項や対処法が異なります。それぞれについて、以下でひとつずつ詳しく見ていきましょう。
チャイルドロックがONになっていないか
ガスコンロには子どもが誤って触れても着火しないように、チャイルドロックが設置されている場合があります。もし、急に火がつかなくなった場合、まずはチャイルドロックがONになっていないかを確認しましょう。
ガス栓が閉まっていないか
ガス栓が閉まっている場合もガスコンロに火がつきません。特に、ガスコンロを掃除する際にガス栓を閉めたまま、開くのを忘れてしまうことがあります。そのため、火がつかないときは、ガス栓が開いているかどうかを確かめるとよいでしょう。
電池切れはないか、正しく設置されているか
ガスコンロに火がつかない理由の多くは電池切れです。電池の消耗を確認するだけでなく、電池が正しく設置されているかも確かめるとよいでしょう。「チチチ」と音が鳴らない場合は、電池が消耗しているサインなので、新しい電池に交換することをおすすめします。
ガスの供給が遮断されていないか
ガスコンロの消し忘れや、給湯の止め忘れ、あるいは一度に多くのガスを使用することで、ガスが自動で遮断されることがあります。ガスが遮断されると、ガスコンロや給湯器など家の中のガス機器が全て使えなくなります。このような場合、ガスメーターを操作して復旧する必要がありますが、自分で操作するのを不安に感じる方は、契約会社や管理会社に相談することをおすすめします。
また、ガスメーターはガスの使用量を計測する機器で、異常を感知した際にガスの供給を遮断する安全機能も備えています。地震などの災害時にも、自動的にガスの供給を遮断することがあります。
上記のどれにも当てはまらない場合で、「チチチ」と音が鳴るときの対処法について以下で詳しく解説します。
ガスコンロが「チチチ」と鳴って火がつかないときの対処法
ガスコンロから「チチチ」と音が鳴っても火がつかない場合、その原因は電池切れではありません。また、火が付かないからといって、「チチチ」という音が鳴る状態を何度も繰り返すと、その間ずっとガスが出ている場合があるので、確認の際は注意しましょう。音が鳴っても火がつかないときには、以下の3つのポイントをまず確認します。
- バーナーキャップにずれや汚れがないか
- 点火プラグに汚れがないか
- ガスホースが曲がっていないか
それぞれの確認ポイントについて詳しく見ていきます。
バーナーキャップにずれや汚れがないか確認する
ガスコンロは、バーナーキャップから出たガスと点火プラグから出る火花によって着火するシステムです。その際に、バーナーキャップが元の位置からずれていると着火できないため、設置位置の確認が必要です。また、バーナーキャップに汚れがたまっていても着火できないため、定期的にお手入れをすることをおすすめします。以下では、日々の手入れ方法を簡単にご紹介いたします。
まず、五徳を外してからバーナーキャップを上に持ち上げて外します。
コーティングされていないフライパンにバーナーキャップ、重曹小さじ1杯、バーナーキャップが浸かる程度の水を入れ、沸騰直前まで加熱します。加熱をやめて触れる程度に冷めたら、バーナーキャップの溝の部分は歯ブラシでこすり、凸凹のない部分はメッシュクロスで軽くこすり洗いします。最後に、水でよくすすいで乾かします。バーナーキャップは火を扱う精密な部品なので、注意して掃除する必要があります。 毎日とはいわないまでも、こまめな掃除を心がけましょう。
点火プラグに汚れがないか確認する
ガスコンロは、点火プラグから火花が出る仕組みです。そのため、点火プラグが汚れていると着火しにくくなります。汚れがたまらないように、こまめに掃除することをおすすめします。
点火プラグの掃除には、汚れの程度に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
軽い汚れの場合は、重曹水を含ませたクロスで拭き取ります。一方、頑固な汚れがある場合は、毛先のやわらかい歯ブラシを使って汚れを落としてください。ただし、点火プラグは精密部品なので、どちらの場合も強くこすり過ぎないように注意が必要です。
ガスホースが曲がっていないか確認する
ガスホースが曲がったり損傷したりすると、ガスが通りにくくなり、火がつかない可能性があります。このような場合は、ガスホースを正しく直してから再度火をつけてみることをおすすめします。
さらに、ガスホースは時間の経過とともに劣化するものです。設置して7年~10年程度経過した場合は、新しいガスホースに交換することでガスコンロの安全を保てるでしょう。
火はつくけど「ピー」と警告音が出る場合は?
ガスコンロから「ピー」という音がした後に火が消えることがありますが、その原因はさまざまです。たとえば、電池切れや立ち消え安全装置機能によるエラーがまず考えられます。この場合、ガスコンロにエラーコードが表示されるため、エラーコードを調べて適切に対応しましょう。
ただし、「ピー」という音が必ずしもエラーを示しているわけではありません。たとえば、やかんで湯を沸かして沸騰すると自動消灯時にピーという音が鳴る機種もあります。これはエラーではなく、お知らせ機能としての音です。
ガスコンロのエラーに応じて適切な措置を行なったにもかかわらず音が消えない場合は、専門の業者に相談することをおすすめします。
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ガスコンロの火がつかないときの注意点
ガスコンロに火がつかないときは、慌てずに落ち着いて原因を把握することが大切です。慌ててガスコンロを直そうと操作すると、むしろ状況が悪化する可能性があります。
さらに、ガス漏れが疑われる場合は、至急かつ適切な対応をしなければなりません。ガス漏れが生じると、火災や爆発などの大きな被害が発生する可能性が高くなります。その際にライターで着火させようとすると爆発が起きるため、ライターの使用は絶対に禁止です。ガス漏れが発生した場合は、契約しているガス会社に至急連絡することをおすすめします。
ガスコンロがつかない原因が分からない場合
ガスコンロがつかない原因が分からない場合、慌てず冷静に対応することが重要です。まず、電源や元栓の確認、簡単な清掃など基本的な対処を試みましょう。解決しない場合は、取扱説明書、メーカーのホームページで同様の事例や対処方法を確認してください。
それでも原因が特定できない場合は、メーカーや販売店に問い合わせましょう。問い合わせの際には、ガスコンロの品名、品番、製造年月などを事前にチェックしておくとスムーズです。専門家が遠隔で診断したり、必要に応じて技術者が派遣されたりして、適切なアドバイスや解決策を提案してもらえるでしょう。
安全が最優先であり、素人判断での修理は避けて、専門家の助言を仰ぐことが賢明です。
ガスコンロの交換をきっかけにキッチンを使いやすく
ガスコンロの交換時期は、一般的に設置から10年といわれています。経年劣化により本体に問題が発生する可能性が高く、部分的な修理では解決できない場合もあるため、設置から10年が経過したらキッチンまわりのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
アイランドタイプやペニンシュラタイプなど、キッチンがリビング・ダイニングの空間と一体になったオープンキッチンは、人気のリフォームです。キッチンが壁で仕切られていないため、調理中も家族とのコミュニケーションが取りやすく、明るく開放感のあるLDKになります。天板やシンクのコーティングを行なったり、収納扉も交換したりすることで、キッチン全体のイメージも一新可能です。
また、最新のシステムキッチンはお手入れのしやすさはもちろん、さまざまな機能が充実しているのもうれしい点でしょう。センサー付きのタッチレス水栓や、オーブン機能を備えたグリル、アプリ連携のレシピ提案機能が搭載されているものもあります。特に上位機種では、グリル機能が充実しており、魚や肉、パン、デザートまで幅広く調理できるだけでなく、ダッチオーブン料理が楽しめるようになっています。
家族の中心に新しいキッチンを据えることで、食を楽しむ暮らしが始まることでしょう。長谷工リフォームでは、キッチンをはじめとしたリフォームのご相談を受け付けています。経験と実績が豊富な専門スタッフが、お客さまのライフスタイルに寄り添って、ご希望に合わせたご提案をいたします。ぜひ一度検討してみてください。
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