住まいの修理ガイド

分岐水栓をDIYで取り付ける方法は?選び方や取り付けるときの注意点も解説

更新日 2026年09月02日

この記事でわかること

分岐水栓の選び方
分岐水栓は、蛇口のメーカーや品番・種類によって取り付けるものが異なるため、事前に確認しておきましょう。

分岐水栓の取り付け方
分岐水栓は、ドライバーやモーターレンチで蛇口を分解して中に取り付けるだけで済むため、作業に慣れていない人でも簡単に取り付けられます。

■ご注意

パッキンが外れていたり、水栓の締めが甘かったりすると水漏れが起こってしまうため、注意が必要です。また、設備の交換についてはマンションによっては管理規約で定めがあるため、事前に確認しておきましょう。迷った場合は管理会社へ相談してください。

目次

分岐水栓とは

分岐水栓とは、水道の蛇口を分岐させて、水の出口をもうひとつ作るための装置のことです。主に、キッチンに食洗機や浄水器を後付けする際に必要になります。分岐水栓の取り付けには、食洗機や浄水器を導入するための水道工事が不要なため、費用や手間を抑えられる点がメリットです。

なお、分岐水栓が必要かどうかは機器の種類によって異なります。据え置き(卓上)型の食洗機や蛇口直結型の浄水器では必要になることが多い一方、貯水(タンク)式であれば給水接続が不要なため分岐水栓は必要ありません。また、ビルトイン型の食洗機は給水管に直接接続するため、一般的に分岐水栓は使用しません。購入前に、導入する機器の給水方法を確認しておきましょう。

分岐水栓の選び方

分岐水栓を選ぶ際には、取り付ける蛇口に合うものを選ばなければなりません。家の蛇口を確認せずに分岐水栓を購入すると、サイズや形状が合わず取り付けられなかったり、水漏れが発生したりする可能性があります。分岐水栓を選ぶ際の確認すべきポイントとして、主に以下の2つが挙げられます。

  • メーカーや品番で探す
  • 蛇口の種類を確認する

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

メーカーや品番で探す

まずは、蛇口のメーカーや品番を確認しましょう。分岐水栓はメーカーごとに形状や適合する品番が異なるため、適合しないと取り付けられません。メーカーや品番はほとんどの場合、蛇口根本のラベルに記載されているので、すぐに確認できます。もし、品番が記載されていなかったり、見えなくなっていたりする場合には、メーカーに問い合わせてみましょう。

蛇口の種類を確認する

分岐水栓を取り付ける前に、自宅の蛇口を確認しておきましょう。蛇口の種類によっては、分岐水栓を取り付けられない場合があります。蛇口のタイプは壁付きか台付きか、単水栓か混合栓かなどのタイプに分けられます。

主な蛇口の種類には、以下の4つが挙げられます。

  • 単水栓
  • ワンホール混合水栓
  • ツーホール混合水栓
  • 壁付混合栓

また、分岐水栓を取り付ける目的である機器が浄水器や食器洗浄機など種類によって取り付ける蛇口の種類が異なる場合もあるので、確認を怠らないようにしましょう。

蛇口の種類についてはこちら

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分岐水栓をDIYで取り付ける方法

ここでは、分岐水栓の一般的な取り付け方をご紹介します。なお、取り付け手順は蛇口や分岐水栓の種類によって異なるため、必ず取扱説明書も確認しながら作業しましょう。

分岐水栓の取り付けに必要な道具

分岐水栓を取り付ける際には、ドライバーやモーターレンチなどの道具が必要です。元の水栓を外して蛇口を分解する必要があるため、これらの工具がないと取り付けできません。分岐水栓の取り付けに必要なものは、以下の通りです。

  • 分岐水栓
  • マイナスドライバー(止水栓の開閉時に必要な場合)
  • プラスドライバー
  • モーターレンチまたはウォーターポンププライヤー
  • タオル

分岐水栓の取り付け方法

分岐水栓は、蛇口を分解して、取り付けるだけなので自分でも比較的簡単に行なえます。具体的な手順は、以下の通りです。

1.シンク下の止水栓を閉め、水が出ないことを確認する
2.プラスドライバーを使って蛇口のレバーハンドルを外す
3.モーターレンチやウォーターポンププライヤーを使ってカートリッジ押さえを取り外す(このとき水がこぼれる可能性があるので注意)
4.カートリッジを取り外す

5.向きに注意しながら、分岐水栓を取り付ける
6.蛇口を組み立てる
7.止水栓を開け、水漏れがないか確認する

分岐水栓を取り付けるときの注意点

分岐水栓を取り付ける際には、作業する前に止水栓を閉めることや、固定する際に固く締めることなど、いくつかの注意点があります。作業中の主な注意点として、主に以下の2つが挙げられます。

  • 水漏れしないようにする
  • 食洗機や浄水器の位置を考慮する

それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。

水漏れしないようにする

分岐水栓を取り付ける際は、水漏れを防ぐため、作業前に止水栓が閉まっていることを必ず確認しましょう。蛇口を組み立てる際は、パッキンが正しく取り付けられているか、劣化していないかを確認したうえで、各部品をしっかり固定することが大切です。また、蛇口に合わない分岐水栓を使うと、水漏れの原因になることがあるため、メーカーや品番・種類などを確認し、適切なものを購入しましょう。

食洗機や浄水器の位置を考慮する

分岐水栓を取り付ける際には、食洗機や浄水器の位置を考慮したうえで行ないましょう。分岐水栓の向きや取り付ける給水ホースの長さが設置場所に合っていないと、取り付けをやり直さなければならなくなります。スムーズに設置するためにも、事前に設置場所との位置関係を確認しておくことが重要です。

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山田 芳照

監 修

山田 芳照

DIYアドバイザー

1999 年、(株) ダイナシティコーポレーションを設立し、DIY情報サイトDIYCITYを運営している。DIYアドバイザーの資格を取得し、DIY普及活動として、2005年から6年間、NHK Eテレ「住まい自分流」に講師で出演した。以後、DIYをテーマにしたTV 番組の講師及び監修、企画制作を行っている。2013年からは、ホームセンターに置かれているHowtoシートの監修と制作を行い、社員研修やDIYセミナー、DIY教室、体験講座などの企画運営を継続して行っている。