住まいのお掃除

カーテンのカビ取りはどうすればいい?カビの発生原因や予防策も併せて解説!

更新日 2026年10月14日

Question

うわっ。カーテンをめくったら裾にカビが生えてる!
黒いポツポツを落としたいけど、どんな洗剤を使えばいいんだろう?

Answer

カーテンは湿度が高い環境やカーテンそのものが汚れている場合に、カビが発生しやすいニャ!
まず、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と洗濯洗剤のつけ置きをやってみるといいニャ!

■ご注意

塩素系漂白剤を使用する際には、必ず換気をしながらつけ置きやもみ洗いを行ないましょう。また、塩素系漂白剤を混ぜた液体に触れる場合は、ゴム手袋を着用しましょう。

目次

なぜカーテンにカビが生えるのか

カーテンにカビが生える主な理由は、湿気です。室内と室外の温度差が激しい夏や冬、湿度の高い雨の日や梅雨時などには、窓に結露が発生しやすいでしょう。その水分をカーテンが吸い取り、湿った状態が続くことでカビが発生します。また、加湿器や洗濯物の部屋干しによって室内の湿度が高く保たれたり、風通しが悪かったりすると、カビが発生しやすくなります。

カーテンに付着しているほこりや油汚れ、ダニの死骸や人間の皮脂などがカビの栄養になることもあります。

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カーテンのカビを放置するとどうなる?

カビは胞子を放出するため、放置するとほかの場所にも飛散し、繁殖しやすくなります。特にカーテンは窓の近くにあり、室外から室内への空気の通り道にあるため、胞子が室内に舞いやすく、ソファやベッド、壁紙など、ほかの家具に付着することも考えられます。

また、黒カビを含む一部のカビは、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。空気中に舞い飛ぶカビの胞子を吸い込んだり、皮膚に付着したりすることでアレルギー反応を引き起こし、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などの症状につながることがあります。

このように、ほかの家具にも悪影響を及ぼすのはもちろんのこと、人体にも危険があるため、カーテンにカビを発見した際はすぐにカビ取りを行ないましょう。

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カーテンのカビ取りをするとき事前に確認するべきポイント

カーテンのカビを取る際は、洗濯表示の内容や色落ちするかどうかを確認しておきましょう。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

洗濯表示を確認する

カビ取りを行なう前に洗濯表示を確認して、カーテンがどの洗剤に対応していて、どのような洗濯方法が適切かを必ずチェックしましょう。

洗濯表示には、水洗いの可否、手洗いまたは洗濯機使用の可否といった洗濯方法や、漂白処理に使用できる漂白剤、液温の上限温度などがマークで記されています。不適切な洗剤や方法で洗濯を行なうと、生地の変色や傷み、縮みにつながる恐れがあるため、注意しましょう。

色落ちしないか確認する

洗濯表示を確認してどのタイプの洗剤を使用するかが決まったら、次は実際にカーテンが色落ちしないか調べましょう。漂白剤の使用可否については洗濯表示で確認可能ですが、事前に実際に少量使ってテストしておくとより安心です。色落ちテストは次の手順で行ないます。

1.漂白剤液を作る
洗濯で使用する予定の漂白剤を、規定の濃いめの濃度でお湯(または水)に溶かす。

2.目立たない所に付ける
裾の裏側や縫い代、内側の見えない部分に、作った液を少量付ける。

3.そのままの状態で放置する
そのまま5分程度待つ。

4.白い布で押さえる
白いタオルやキッチンペーパーなどをその上から強く押し当てる。

5.色移りをチェックする
白い布に色が付かなければ、色落ちしないと判断できる。

カーテンのカビ取りの方法3選

カーテンのカビ取りには、手洗いする方法に加え、過炭酸ナトリウムや塩素系漂白剤を使用する方法が挙げられます。具体的には以下の3つです。

・手洗いする
・過炭酸ナトリウムを使う
・塩素系漂白剤を使う

それぞれ詳しく見ていきます。

手洗いする

■所要時間:30分~

■難易度:★★☆☆☆

■掃除頻度の目安:カーテンの一部にカビ・汚れが発生したら

カビや汚れの場所が限定的な場合は、手洗いすることで生地をなるべく傷めずに掃除できます。洗う際は、カーテンをこすり合わせるのではなく、歯ブラシを使用しましょう。生地へのダメージをより少なくできるだけでなく、カビの除去もラクになります。

まず最初にカビの部分に消毒用エタノールの原液を染み込ませます。次に裏側にキッチンペーパーや使い捨ての布を置いた状態で、カビをたたき出し、その後に中性洗剤を付けた別の歯ブラシでカビを取り除きましょう。このとき、トントンとブラシで優しくたたくことがポイントです。

過炭酸ナトリウムを使う

■所要時間:1時間~

■難易度:★★★☆☆

■掃除頻度の目安:汚れが目立ってきたら

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は色落ちしにくいという特徴があり、カーテンのカビ取りに非常に有効です。ただし、絶対に色落ちしないというわけではないため、先に述べた方法で色落ちしないかを確認のうえ、使用しましょう。

つけ置き前に汚れやカビの部分をぬるま湯で洗い流してから、固形せっけんを塗ってもみ、下洗いしておくと、汚れが落ちやすくなります。

下洗いしたせっけんを洗い流した後、つけ置きします。まず、洗面台か大きめのバケツに30度~40度のお湯をため、過炭酸ナトリウムと洗濯洗剤を入れてよくかき混ぜて溶かしましょう。カーテンをその中につけ置きし、汚れやカビが目立つ部分をもみ洗いして落とします。

30分程度つけ置きしたら水ですすぎ、きれいに畳んで洗濯ネットに入れて洗濯機を回しましょう。過炭酸ナトリウムだけでつけ置きした場合も、洗濯洗剤を混ぜた場合も、洗濯表示に従って通常通りに洗濯します。

厚手の素材やシワになりやすい素材のカーテンは、干す前にアイロンをかけることで、早く乾かせるだけでなく、縮みを防ぐことができます。また、熱による消毒効果も期待できます。洗濯が完了したらカーテンをカーテンレールに掛け、自然乾燥させましょう。

塩素系漂白剤を使う

■所要時間:30分~

■難易度:★★★★★

■掃除頻度の目安:カビが生えたら

手洗いや酸素系漂白剤を用いた洗濯でも効果がない場合は、塩素系漂白剤を試してみることをおすすめします。ただし、塩素系漂白剤はほかの洗剤よりも漂白力が強いため、塩素系漂白剤を使用しても問題ない素材にだけ使いましょう。色物や柄物のカーテンに使ってしまうと色落ちしてしまったり、布地が傷んでしまったりする可能性があるため注意が必要です。

酸素系漂白剤でつけ置きしても落ちなかったカビ部分に付けて、15分程度置いておきます。その後、流水ですすいでから、洗濯機で通常通り洗濯し、すすぎ、脱水をして完了です。塩素系漂白剤は酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生するため、万が一に備えて使用時には必ず換気しましょう。カーテンを洗濯後に乾かす際は、窓を開けたり室内を除湿したりして、湿気対策を行なうことも大切です。

吊るしたままカビを除菌する方法

カビが生えた範囲がそれほど広くなく、つけ置きするほどでもないけれど除菌はしたい場合は、カーテンを吊るしたまま効果的に除菌する方法があります。使用するのは、消毒用エタノールです。

カビが生えている箇所に消毒用エタノールの原液をスプレーした後、しばらく放置してからやわらかいブラシで軽くこすります。その後、水で濡らしたタオルで軽く拭き取って、乾いたタオルで押さえ、しっかり乾燥させれば除菌完了です。軽い汚れであれば、この工程で落とせることもあります。

消毒用エタノール原液は、除菌力が高く揮発性に優れているため、すぐに乾くという特徴があります。手軽にカビの除菌を行ないたいときにおすすめです。

カーテンのカビを予防するには?

カーテンのカビを予防する方法としては、使用するカーテンを工夫することや結露・湿度対策を行なうこと、定期的に掃除をすることが挙げられます。カーテンにカビが生えてしまったとき、適切な方法で除菌することは可能ですが、黒いシミまで落とすのは難しいでしょう。そのうえ、洗う際に生地が傷んでしまったり色落ちしてしまったりするリスクもあるため、カビは予防するに越したことはありません。ここからはカビを事前に予防する方法を詳しくご紹介します。

機能性カーテンを使う

対策してもカビが発生しやすい環境の場合は、カビが発生しにくい素材のカーテンを選ぶのもひとつの方法です。たとえば、吸湿性、通気性、速乾性に優れたものや、抗菌加工が施されているものであれば、通常のカーテンよりもカビが生えにくくなります。

カーテンを結露から守る

カーテンにカビが生えてしまう原因のひとつに、窓の結露を吸ってしまうことが挙げられます。そのため、カーテンを結露から守ることで、カビの発生を予防できます。たとえば、結露しやすい窓近くのカーテンには、アルコールスプレーを1日1回裾部分に吹きつけることで除菌とカビ予防が同時にできるのでおすすめです。

また、カーテンが窓に接しないようにするのも対策のひとつです。一般的に、窓とカーテンの間には隙間があり、接しないように設計されています。しかし、カーテンの近くに棚や植物などを置くと、カーテンが常に窓と接してしまう可能性があります。そのような状況だと、結露で発生した水滴をカーテンが吸収してしまうため、カーテンと窓が触れないようにインテリアの配置を調整しましょう。

部屋をこまめに換気する

部屋をこまめに換気すれば、カビの原因となる湿度を抑えられるため、カーテンだけでなく部屋全体のカビを予防できます。湿気の対策という面では、除湿剤を使用するのも効果的です。

また、カーテンの近くに加湿器を置かないことや、カーテン付近での部屋干しを避けることも湿気対策の重要なポイントです。加湿器から出る蒸気や洗濯物の湿気をカーテンが吸収してしまうとカビの原因となるため、できるだけカーテンから離れた場所で行ないましょう。

掃除・洗濯を定期的に行なう

ほこりや皮脂はカビの栄養源となるため、発生を予防するには定期的にカーテンの掃除・洗濯をしておく必要があります。

カーテンの洗濯は手間だと思われがちですが、洗濯ネットと通常の洗濯洗剤を使えば簡単に洗濯できます。カーテンが傷んだり、しわができたりしないように、脱水時間は1分~3分程度を目安にしましょう。また、時間がない場合は、表面のほこりを軽く払うだけでもカビ予防の効果が期待できます。

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酸素系漂白剤につけてみたら、ポツポツがきれいになった~!気持ちいいね!

酸素系漂白剤なら色落ちの心配が少ないから、便利だニャ!
普段から風通しをよくして、カビが生えない環境を整えておこうニャ~!

本橋 ひろえ

監 修

本橋 ひろえ

ナチュラルクリーニング講師

北里大学卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を経験。2006年より、東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。子どもやペットがいる家庭でも安心してできる、環境や肌にやさしいクリーニング方法を伝えている。テレビ、ラジオ出演や雑誌の取材協力など、メディアでも活躍。「ナチュラルお掃除大全」「ナチュラルおせんたく入門」(ともに主婦の友社)、「家じゅうピカピカ!ラクチン大そうじ虎の巻 ナチュラル洗剤で安楽早」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。