キッチンシンクの掃除方法とは?シンク・蛇口・排水口の汚れの落とし方をご紹介 キッチンシンクの掃除方法とは?シンク・蛇口・排水口の汚れの落とし方をご紹介

キッチンシンクの掃除方法とは?シンク・蛇口・排水口の汚れの落とし方をご紹介

シンク汚れの種類と、部分別のお掃除方法をご紹介します。


question

大変!キッチンのシンクにうろこ状の汚れができて、だんだん白っぽくなってきた…!!
洗剤で磨いても落ちないよ、どうすればきれいになるんだろう?

answer

シンクの白っぽい汚れは水垢やせっけんカスだから、クエン酸水で掃除するときれいになるニャ!
ちなみに、油汚れには重曹を使うのがよいニャ!

シンクの汚れは5種類

洗面台を掃除する人

毎日使うシンクは、掃除をしていてもあっという間に汚れてしまいますよね。不衛生なだけでなくニオイの原因にもなるので、汚れはなるべくためないようにすることが大切です。今回は、シンクの汚れの種類と簡単な掃除方法をご紹介します。

水垢

水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が固まってできる汚れです。水がたまる場所に、白っぽいうろこ状の汚れがこびり付いているのを1度は見たことがあるでしょう。放っておくと水垢は積み重なり、かたまりのようになって落ちにくくなります。こうした頑固な水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸で中和することができますよ。

せっけんカス

せっけんカスは、せっけんの成分である脂肪酸ナトリウムと水に含まれるカルシウムイオンが反応してできる白い汚れです。水垢同様、どんどん蓄積されていくので放っておくとこびり付いてしまい、なかなか取れなくなります。こちらもアルカリ性の汚れなので、クエン酸での掃除が効果的です。

油汚れ

油汚れは、長期間放置すると、固まって酸化します。3か月~6か月程度すぎると一般の洗剤では落ちにくくなり、ニオイの原因にもなります。そうならないために、早めに対処しましょう。
油汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹を使用します。

ぬめり

油・生ごみ・食べカスなどから発生するぬめりは、雑菌の繁殖によるものです。シンクの排水口カバーやごみ受けなど、水分がたまる箇所にできやすいのが特徴です。ぬめりを放置すると、嫌なニオイや排水口の詰まりの原因になります。重曹や酸素系漂白剤を使ってきれいにしましょう。

カビ

水分・汚れ・適温という条件がそろっているシンクは、カビが生えやすい場所です。カビは汚れではなく菌なので、除菌効果がある酸素系漂白剤で掃除をしましょう。

キッチンの汚れをプロの技術で一気にきれいに!

こびりついた油汚れや水垢…キッチンに立つたびに嫌な気持ちになるその汚れ、プロの技術できれいにしませんか?長谷工のハウスクリーニング「キッチンおまかせパック」では、シンク・コンロ・キッチン換気扇など、キッチンまわり全般をまるっとまとめてお掃除します!

キッチンおまかせパック

詳しくはこちら

キッチンシンクの掃除方法

シンクを清潔に保つためには、日々の掃除が大切です。部分別の掃除方法を日頃から実践し、清潔さを保ちましょう。

シンク

■所要時間(置き時間も含む):3分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:毎日

まず、シンクに重曹を振りかけましょう。

その後、全体をスポンジで磨き、お湯で流します。重曹は粉末のままシンクに振りかければ研磨剤になり、お湯に溶かせばそこで初めてアルカリ性の洗剤になるので、酸性の油汚れを効果的に落とせますよ。

次に、クエン酸水を水垢にスプレーしましょう。クエン酸水は、水200mlに対してクエン酸小さじ1/2(濃度1%)の割合で作ります。

キッチンのシンクの拭き掃除

最後に、マイクロファイバークロスやふきんで水気をしっかり拭き取って、完了です。
このときに水が残っていると水垢ができてしまうため、隅までしっかり拭き取ることがポイントですよ。

蛇口

■所要時間(置き時間も含む):7分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:1週間に1回(パックは汚れが気になるとき)

蛇口の水垢には、クエン酸水をスプレーし、水拭きをした後、乾拭きをします。蛇口には水垢が付きやすいため、必要なときにクエン酸水を吹きかけられるよう、手に取りやすい場所にスプレーボトルを置いておきましょう。

キッチンの蛇口の掃除方法

また、汚れが気になる際は、スプレーした部分をキッチンペーパーで包み、再度クエン酸水をスプレーし、クエン酸パックをします。5分程度置いたら、キッチンペーパーをはがして、水拭きをしましょう。最後に、乾いたクロスで拭き上げて完了です。

排水口

■所要時間(置き時間も含む):40分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安: ぬめり取りは毎日(除菌は1週間に1回)

汚れが蓄積しやすい排水口も、毎日掃除するとぬめりが付きにくくなりますよ。排水口の汚れには、重曹や過炭酸ナトリウムを使うのがおすすめです。

排水口の掃除方法

まず、排水口カバーとゴム蓋、ごみ受け皿を取り出し、重曹をまんべんなく振りかけます。
その後、使い古した歯ブラシ、またはスポンジで汚れをこすり落としていきましょう。汚れを落とし終わったら、しっかり水でそそぎます。

次に、排水トラップを取り外し、重曹を振りかけ外側と内側のぬめりをスポンジで落とします。洗い終わったら、排水トラップとごみ受け皿を元に戻しましょう。

排水口まわりの除菌方法

また、1週間に1回、除菌も行ないましょう。排水口カバー・ゴム蓋・ごみ受け皿・排水トラップを取り外し、出てきた穴をラップでふさぎ、輪ゴムで止めます。その後、排水口に過炭酸ナトリウムを大さじ3入れ、熱湯をためます。
そこに、排水口カバー・ゴム蓋・ごみ受け皿・排水トラップを入れて1晩つけ置きすると、簡単に隅々まで除菌できますよ。

お掃除のミカタ

シンクの素材にあった洗剤や道具を使いましょう!

ステンレスのシンクに、酸素系ではなく「塩素系漂白剤」を使うと、さびやすくなってしまうため使わないようにしましょう。また、人工・人造大理石とホーロー製のシンクには、過炭酸ナトリウムとやわらかい歯ブラシやスポンジがおすすめです。人工・人造大理石に、重曹やクエン酸などの洗剤を使用すると、傷がついたりシミになったりするので注意しましょう。

キッチンの汚れをプロの技術で一気にきれいに!

こびりついた油汚れや水垢…キッチンに立つたびに嫌な気持ちになるその汚れ、プロの技術できれいにしませんか?長谷工のハウスクリーニング「キッチンおまかせパック」では、シンク・コンロ・キッチン換気扇など、キッチンまわり全般をまるっとまとめてお掃除します!

キッチンおまかせパック

詳しくはこちら

白っぽい汚れが消えて、ピカピカのシンクになった!こんなに簡単にきれいになるなんてびっくり。

まるで新品みたい~!

清潔なシンクって気持ちいいね、洗い物が楽しくなりそうだ。

シンクは毎日使うから汚れやすいニャ。
だからこそ汚れがこびり付く前に、簡単な掃除をこまめにすることが大切だニャ。
普段からシンクを使い終わったらササっと掃除をして、清潔なシンクをキープしようニャ!

監修 本橋 ひろえ ナチュラルクリーニング講師

本橋 ひろえ

北里大学卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を経験。2006年より、東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。子どもやペットがいる家庭でも安心してできる、環境や肌にやさしいクリーニング方法を伝えている。テレビ、ラジオ出演や雑誌の取材協力など、メディアでも活躍。「ナチュラルお掃除大全」「やることの「見える化」で掃除をラクにする方法」(ともに主婦の友社)、「家じゅうピカピカ!ラクチン大そうじ虎の巻 ナチュラル洗剤で安楽早」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。