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2025.07.22

ヒャダインがレビュー! 防音マンション「TRACK八丁堀」の魅力とは?

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ヒャダインさんが、クリエイター向けコンセプトマンション「TRACK八丁堀」を体験。全室防音物件の機能を、開発者とレビューしました。

 

ヒャダインさん

▲ヒャダインさん/音楽クリエイター。1980年生まれ。京都大学卒業後、2007年から本格的な音楽作家としての活動を開始。さまざまなジャンルへの楽曲提供を行うとともにタレントとしても活動する X:@HyadainMaeyamad

ヒャダインさん(以下、ヒャダイン):このマンションはエントランスからBGMと照明が特徴的ですね。もちろんオートロックで、セキュリティーもばっちり。

 

長谷工総合開発・谷野真太郎さん(以下、谷野):エントランスのオートロックだけでなく、エレベーターもキーがないと動きません。非接触キーなので、バッグやポケットの中に入れておくだけで開閉可能で便利です。

 

ヒャダイン:それはいいですね。しかもこのエレベーター、思ったより広い。

 

谷野:13人乗れますし、グランドピアノの搬入も、脚を外して縦にして運べば問題ない広さです。

 

ヒャダイン:ピアノも! エレベーターも音楽クリエイターに向けた設計なんですね。

 

谷野:100dB以内であれば、低音域の制限はありますが、エレキギターやトロンボーンなどの楽器も演奏可能になっています。入居者さまには契約時に演奏楽器をご申告いただくんです。実際に、物件内にピアノを持ち込まれた方もいらっしゃいます。

 

ヒャダイン:100dBって、かなりうるさいとされるレベルの相当な音量ですよ。部屋の防音仕様が気になります。

ヒャダインさん

▲エレベーターは大型機材やグランドピアノが搬入できるそう

ヒャダインさんと谷野さん

長谷工総合開発 不動産開発事業部 コンセプト推進部 部長 谷野真太郎さん(写真左) ※所属先・肩書きは取材当時のもの

谷野:ヒャダインさんは長い間マンション暮らしで、防音物件にも住まれたことがあるそうですね。

 

ヒャダイン:はい。そもそも、楽器可能の防音物件は賃貸だとなかなかないです。本当にないので、マンションを購入して、防音仕様にリノベーションしたこともありました。

 

谷野:これまで、たくさんのマンションを内見されてきたヒャダインさんから見た、「TRACK八丁堀」の第一印象を知りたいです。

 

ヒャダイン:この部屋は明るいですね。窓からもパーッと光が。プロ仕様の完全防音の部屋だと閉塞感があったり、暗かったりして、あまり落ち着かないこともあるんです。

 

谷野:この部屋は北向きなんですが、周辺の建物との距離がとれているから空からの光がしっかり入るんです。開放感がありますよね。

 

ヒャダイン:そして、とにかく抜け感がある。防音物件を調べて内見することもあるんですけど、完全防音だとだいたい耳が窮屈になるんですよ。ここはそうならないので驚きました。

 

谷野:ヒャダインさんが、内見の時にいつもチェックするポイントは?

ヒャダインさん

▲音の跳ね返りをチェック

ヒャダイン:やっぱり、音の反響が重要ですね。(突然、手をパン!と叩いて)ああ、すばらしい! 音が吸収されている! 嫌な跳ね返りもない! 普通、ペキンと音がするんですけど。

 

谷野:ヒャダインさんの興奮が伝わってきます。ここはモデルルームでまだ物が少ないんですが、家具を置いたり、オープンクロゼットに服をかけたりすると物が音を吸収するので、さらに反響が変わりますよ。

 

ヒャダイン:音を吸収させるためにオープンクロゼットにしているんですね。よく考えられている。

ヒャダインさん

▲部屋の隅々まで見回すヒャダインさん

ヒャダイン:パッと見は防音仕様に見えないけれど、よく見ると吸音パネルだったり、天井が違ったりするんですね。でも、あくまでスタジオではなく生活用の部屋で。日常の中で制作できるのがいいですよね。

 

谷野:吸音パネルは標準仕様ではありませんが、こちらの壁は補強壁になっていて、ギターフックを取り付けるなど自分だけのスタジオにカスタマイズできるようになっています。ヒャダインさん、あのボックスはなんだと思いますか?

 

ヒャダイン:え、なんだろう?

 

谷野:じつは、非常ベルなんです。防音仕様だと、廊下側でベルが鳴っても聞こえにくいので、スピーカーを部屋の内側に付けているんですよ。

非常ベルとスピーカー

▲非常ベルとインターホンの補助スピーカー

ヒャダイン:なるほど、扉を閉めていても音が聞こえるようになっているんですね。

 

谷野:はい。ちなみに、その隣はインターホンの補助スピーカーです。必要に応じて、来客時のチャイム音はミュートにすることもできます。

 

ヒャダイン:細かいところがさすがですね。コンセントも多いですし。

 

谷野:はい。やはり、電子楽器やDTM(パソコンを使って行う音楽制作)をやる方はコンセントがたくさん必要ですから。ちなみに、機材用として、100Vと200Vがセットになったコンセントを各部屋に追加しています。企画する時、劇伴作曲家の林ゆうきさん(※)にアドバイスをいただいたんです。

 

※林ゆうきさん/劇伴作曲家。1980年生まれ。京都府出身。元男子新体操選手、競技者としての音楽の選曲から伴奏音楽の世界へ傾倒していく。音楽経験は無かったが、大学在学中に独学で作曲活動を始める。卒業後、hideo kobayashiにトラックメイキングの基礎を学び、 競技系ダンス全般の伴奏音楽制作を本格的に開始。さまざまなジャンルの音楽を取り込み、元踊り手としての感覚から映像との一体感に重きを置く、独自の音楽性を築く。代表作にNHK連続テレビ小説「あさが来た」、連続ドラマ「リーガル・ハイ」「あなたの番です」、アニメ「僕のヒーローアカデミア」「ワンピース フィルムゴールド」など。

 

ヒャダイン:林ゆうきさん! そりゃ林先生が監修しているなら過不足がないですよね。DTMはコンセントの数が正義です。200Vしか使えない機材もありますし、対応できているのはありがたいですね。

 

谷野:ヒャダインさんにそう言っていただけるとうれしいです。エントランスで流れていたBGMも林さんのオリジナル作品ですし、モデルルームの家具も、彼に選んでいただいたものなんですよ。

 

ヒャダイン:林先生、さすがだなあ。僕、このデスクが今すぐほしいです。

 

谷野:クリエイター向け物件なので、インターネット回線も速いです。標準はNTTフレッツ光の1Gbpsですが、オプションで最大10Gbpsへの速度アップが可能です。(※別途費用が発生)

 

 

ヒャダインさん

▲モデルルームの機材で作業環境を本気で検証

谷野:ヒャダインさん、逆にこの部屋にないものもあるんです。なんでしょう?

 

ヒャダイン:なんだろう!? あ、給気口!!

 

谷野:そうなんです。内側と外側の音、どちらも軽減するために、通常のマンションとは異なる位置に給気口を設置しています。内側もソフト素材で音を吸収できるようになっているんです。

 

ヒャダイン:換気はしつつ、外の音も中の音も防げるのがいいですね。

 

谷野:もちろん、寝室側の小さな窓もすべて二重サッシで、ガラス自体も二重になっています。さらに、壁も外壁と内壁で構造を切り分けていて、低音の振動が伝わらないようになっています。

 

ヒャダイン:すごいなあ、パッと見は普通のマンションなのに。

ヒャダインさんと谷野さん

▲インテリアになじむ防音仕様のドア

谷野:ドアも防音仕様です。通常、ドアの下には換気のためのスペースがあるんです。でも、このドアは扉を閉めると下がシャッターのように封鎖されるようになっています。

 

ヒャダイン:すごい! ちょっと試していいですか?(音楽を100dBの音量で流し、玄関に出るヒャダインさん)

ヒャダインさん

▲想像以上の防音性に感動

ヒャダイン:わあ、すごい! 「何か音楽を流しているのかな?」くらいの気配しかわからないですよ。これはテンション上がりますね。

 

 

ヒャダインさん

▲自炊派にもうれしい広々としたキッチン

ヒャダイン:バスルームも広いし、キッチンも3口のガスコンロだし、トイレも余裕がある。すごい! 防音仕様なだけでなく、普通のマンションとして暮らし自体が楽しめるんですね。

 

谷野:防音仕様の部分とキッチン側は壁で仕切っていますし、キッチン側はさらに天井が高くて、より開放感があります。ちなみに、楽器だけでなくペットも可。猫なら2匹まで大丈夫です。

 

ヒャダイン:なんと! このマンション、なんでもできるじゃないですか!

 

 

ヒャダインさん

▲モデルルーム用のサンプル音源を編曲しだすヒャダインさん

ヒャダイン:この物件、とっても魅力的ですけど、お家賃は?

 

谷野:最も広いこのモデルルームが47.01平米で、家賃29.3万円です。(※管理費別途/金額は取材当時のもの)

 

ヒャダイン:そりゃ、それくらいしますよね。超いい部屋ですもん。約30万円、安くはないけど高くはないです。借りたいくらい。

 

谷野:ありがとうございます。現状、ほぼお客様で埋まっている状態です。駆け出しの方でも自己投資というか、活動に繋がると判断してご入居されています。

 

ヒャダイン:まさに、昔、作曲家の先輩に言われたんです。「奮発しても、給料の方が家賃に追いついてくるぞ」と。僕の家賃遍歴を振り返っても、まさにその通りだったんです。家賃は収入の3分の1が理想とされているので、ここに住むとしたら、月100万以上は稼ぎたいところですが、安心して音を出せる環境なら仕事も頑張れそうです。

ヒャダインさん

▲ヒャダインさんは八丁堀エリアで物件探しをしたこともあるそう

ヒャダイン:八丁堀って、東京駅の徒歩圏内だし、高速道路にものりやすいし、交通の便が絶妙ですよね。僕も、まさに茅場町とか八丁堀エリアに住みたいと考えていたんですけど、いかんせんなかなか防音物件がなくって。ここ、いいなあ。

 

谷野:そうなんですよ。だから造るしかなかったんです。ちなみに、築地も徒歩圏内です。居酒屋さんも多いエリアで、とても便利ですよ。

 

ヒャダイン:へえ〜! 僕はサウナも好きなんでよく上野エリアに行くんですが、上野へのアクセスがいいのも羨ましいですね。ちなみに長谷工さん…サウナマンションはないんですか?

 

谷野:長谷工総合開発では「好きなものと暮らす」をテーマにしたコンセプトマンションを開発しています。サウナマンションはまだないんですが、いつか造りたいですね。

ヒャダインさんと谷野さん

▲「TRACK八丁堀」は入居者募集中

 

 

取材・編集:小沢あや(ピース株式会社) 撮影:小原聡太

撮影場所協力:長谷工総合開発「TRACK八丁堀」

 

WRITER

小沢あや(ピース株式会社)
編集者。「ピース株式会社」代表。ミュージシャンや企業の発信支援として、オウンドメディアの運営やコンテンツ制作を手掛ける。ポッドキャスト「働く女と◯◯と。」を毎週水曜日に配信中。 X:@hibicoto

おまけのQ&A

Q.「TRACK八丁堀」内で出せる100dBはどれくらいの音量?
A.鉄道のガード下にいる音のレベル。一般的には50dBを超えると騒音とされることが多い。