掃き掃除にはメリットがいっぱい!ほうきの種類や掃除のコツをご紹介 掃き掃除にはメリットがいっぱい!ほうきの種類や掃除のコツをご紹介

掃き掃除にはメリットがいっぱい!ほうきの種類や掃除のコツをご紹介

掃き掃除のメリットや適した場所、掃除のコツについてご紹介します。


question

私の小学校では、掃除の時間にほうきを使って掃き掃除をするんだよね。おうちではいつも掃除機なんだけど…
掃き掃除って、何かいいことあるのかなあ?

answer

掃き掃除は、電気を使わないし音も出ないし、隅まで細かく丁寧に掃除できるし、実はメリットいっぱいなんだニャ!
おうちの中でも、ほこりや砂のたまりやすい場所にはおすすめの方法ニャ〜

「掃き掃除」のメリットを見直そう!

ほうきとちり取り

掃き掃除とは、ほうきを使ってほこりやごみを1ヵ所に集める掃除のことをいいます。
今では掃除機やフローリングワイパーを使うことが多く、昔ながらのほうきを使った掃き掃除をしている人は少ないのではないでしょうか?
ですが、掃き掃除にはさまざまなメリットがあるのです。

電気を使わない

ほうきはアナログな掃除道具!だから、掃除機のコードが届かない場所でも手軽に使えるうえ、節電にも役立ちます。

音が出ない

掃除機のように大きな音がしないのも、ほうきのメリットです。夜遅い時間や早朝、赤ちゃんが寝ているときなどでも掃除がしやすくなります。

掃除機より手軽

一般的な掃除機はある程度の大きさや重さがあり、コードの長さや充電にも注意する必要があります。一方、ほうきは掃除機に比べて取り出しやすく動かしやすいので、掃除がラクになるといえます。
掃除機を持ちにくい子どものお手伝いにもぴったりですね。

隅まで細かく掃除しやすい

靴箱の奥と部屋の角

掃除機には細かなほこりまで吸い上げてくれる吸引力がありますが、ヘッドやノズルが届きにくい場所は苦手です。
ほうきの場合は穂先が柔軟なので、部屋の角、靴箱の奥といった掃除機が届きにくい所も上手に掃き出せます。場所に合わせてほうきの種類を使い分ければ、さらに効果的な掃き掃除ができますよ。

家の中には、掃き掃除が適している場所がいろいろあります。屋内・屋外の、「砂やほこりがたまりやすい場所」がおすすめスポットです。
●屋内…床、玄関など
●屋外…庭、ガレージ、ベランダ、バルコニーなど

普段は掃除機でさっと済ませている人も、改めて掃き掃除にチャレンジしてみましょう!

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掃き掃除に使うほうきの種類

ほうきにはさまざまな種類があり、長さや素材がそれぞれ違います。掃き掃除をする場所に合わせて、ほうきを使い分けましょう!

長さ

ほうきの長さは、大きく次の3つに分けられます。

ほうきの長さの種類

●長柄(ながえ)
約110cmの長さがあり、腰を曲げずに掃けるほうきです。床、畳、庭など、広い範囲を掃くときに適しています。

●短柄(みじかえ)
約80cmと短めで軽く、片手でも動かしやすいほうきです。玄関のような狭い範囲を掃くときに適しています。
●手ぼうき
ハンディタイプの小さなほうきです。靴箱の中のような、さらに狭い範囲を掃くときに適しています。

素材

ほうきの素材にはさまざまな種類がありますが、主なものは次の4つです。

●竹
かたく丈夫な竹のほうきは、庭や家のまわり、ガレージなど屋外で大きめのごみを掃き集めるのに適しています。
●シダ(赤シダ、黒シダ)
適度なコシがあって砂ぼこりを掃きやすいシダは、玄関やベランダ用の「土間ほうき」に多く用いられます。シダのなかでも「赤シダ」のほうが比較的かたく、「黒シダ」は細くしなやかで水にも強いのが特長です。
●ほうき草
穂先が細く、床の素材を傷つけにくいので、屋内用の「座敷ほうき」によく用いられます。畳やカーペットを傷めにくく、奥に入り込んだ汚れもかき出してくれます。
●棕櫚(しゅろ)
ヤシの木の一種である棕櫚のやわらかい性質から、座敷ほうきによく用いられる素材です。天然の油分が含まれるのでワックス効果もあり、畳やフローリングには特におすすめです。

上記のような長さや素材のほかに、収納のしやすさも合わせてチェックするとよいでしょう。たとえば、ちり取りと一体化したタイプのものは、立て掛けやすくコンパクトに収納できますよ。

掃き掃除のコツ

掃き掃除は、簡単で単純な掃除のようでいてコツがあります。丁寧に行ない、小さなごみまでしっかり掃き集めましょう!

■所要時間:10分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:毎日(場所によっては気が付いたとき)

●掃く方向
掃き掃除は、基本的に「高い所から低い所」「狭い所から広い所」「風上から風下」に向かって掃いていきます。こうすると、ごみが集めやすく効率的です。
ほうきを掃く方向

また、フローリングの掃き掃除を行なうときは、畳の目や板の目に沿って掃くと、目に詰まった細かい汚れをきれいに取り除けます。逆方向に掃くと、素材を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。

●ほうきの動かし方
ほうきを動かすときは「横に向かって」動かすようにします。モップやデッキブラシのように前へ向かって押し出すのではなく、ほこりやごみを1ヵ所に集めることを意識しましょう。
また、大きく動かすと軽いほこりが舞い上がってしまうので、やさしく動かすことも大切です。
●ほうきの角度
ほうきは立てて使い、穂先を押し付けないようにしましょう。押し付けるとほこりやごみを集めにくいだけでなく、ほうきも傷みやすくなってしまいます。
ちなみに、竹ほうきで落ち葉掃除をするときは、寝かせて動かすようにすると広い範囲を効率よく掃除できます。

室内の床や玄関のたたきは、掃き掃除をした後で拭き掃除をすると、ほこり以外のベタつきや泥のこびり付きなどがスッキリしますよ。

お掃除のミカタ ほうきに付いたごみを取る道具

ほうきに付いたごみを取る道具

ほうきを使っていると、穂先にほこりやごみなどが絡まってきます。これらを取るには、ほうき用のくし(毛かき)を使うと便利です。手に入りにくい場合は、たわしでも代用できますよ。

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掃き掃除って、細かい所までちゃんとお掃除できるんだね〜!

畳をほうきで掃くのも、いい音がしてなんだか楽しいなあ

ほうきを保管するときは、穂先が曲がらないようにつるすか床に寝かせるのがおすすめニャ!そうして大切に使えば、10年くらいは長持ちしてくれるニャ〜

そうなんだ!せっかくなら、ちょっとこだわっていいほうきを選ぶのもいいかもね♪

監修 本橋 ひろえ ナチュラルクリーニング講師

本橋 ひろえ

北里大学卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を経験。2006年より、東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。子どもやペットがいる家庭でも安心してできる、環境や肌にやさしいクリーニング方法を伝えている。テレビ、ラジオ出演や雑誌の取材協力など、メディアでも活躍。「ナチュラルお掃除大全」「やることの「見える化」で掃除をラクにする方法」(ともに主婦の友社)、「家じゅうピカピカ!ラクチン大そうじ虎の巻 ナチュラル洗剤で安楽早」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。