IHクッキングヒーターの掃除方法・焦げ付きも解消！-長谷工の会員サービス「ブランシエラクラブ」

IHクッキングヒーターの掃除方法・焦げ付きも解消！

IHクッキングヒーターの掃除方法をご紹介します。

IHクッキングヒーターの汚れをそのままにしていたら焦げ付きになっちゃった…。

IHクッキングヒーターの焦げ付きは重曹と水、アルミホイルを使えば取り除けるニャ！

• IHクッキングヒーターが汚れる原因とは？
• IHクッキングヒーターのお手入れ方法
• IHクッキングヒーターの掃除をする際の注意点

IHクッキングヒーターが汚れる原因とは？

表面がフラットなので、ガスコンロと比べて掃除がしやすいといわれるIHクッキングヒーター。しかし、掃除がしやすいといっても、汚れを放置していればガスコンロと同じように茶色い焦げ付きが残ってしまうこともあります。

そもそもIHクッキングヒーターが汚れる主な原因は、飛び散った調味料やはねた油、吹きこぼれ、鍋底の汚れなどです。それぞれは軽い汚れなので、すぐに水拭きを行なえば簡単に落ちます。しかし、汚れをそのままにした状態で加熱すると、頑固な焦げ付きやこびり付きにつながってしまうのです。

汚れが軽いうちにこまめに拭き取る習慣をつければ、きれいな状態を保つことができますが、既に茶色くこびり付いてしまっているという方も多い方も多いのではないでしょうか？そこで今回は、IHクッキングヒーターの焦げ付きの掃除方法についてご紹介します。

IHクッキングヒーターのお手入れ方法

IHクッキングヒーターで掃除が必要な箇所は、トッププレート（天板）、排気口、グリルプレート・グリル内の3つです。それぞれの掃除方法をご紹介します。

トッププレート（天板）の掃除方法

■所要時間（置き時間も含む）：10分～
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：毎日

IHクッキングヒーターのトッププレートは、耐熱ガラスを使用していることが多いため、油が付いた直後であれば水拭きするだけで簡単にきれいになります。

水拭きでは落とせない汚れがある場合は、濃度1％の重曹水を作り（お湯200mlに対して小さじ1/2杯の重曹を入れる）、ふきんに含ませて拭き取りましょう。

重曹水のほか、アルコールにも油を溶かす効果があります。水110mlに対してアルコール（消毒用エタノール）90mlを加えたアルコール水を作り、スプレーボトルで吹き付けてから拭き取るのもおすすめですよ。

上記の方法では落とせないほど頑固な汚れの場合は、「重曹水パック」を使ってみましょう。掃除方法は以下の通りです。

まず、キッチンペーパーに濃度1％の重曹水を含ませ、パックのように汚れの上に貼り付けて5分程度置きます。その後、スポンジで汚れをこすり落としましょう。

それでも落ちない場合は、研磨剤代わりの重曹粉末とアルミホイルの組み合わせがおすすめです。重曹粉末を焦げ付いた部分に振りかけ、少量の水をかけます。次にアルミホイルを丸め、重曹粉末の上から汚れをこすり落としましょう。

丸めたアルミホイルは金属たわしのように天板を傷付けてしまうことが少ないうえ、スポンジのように重曹ペーストを吸い込んでしまうこともないので、効率的に掃除ができます。ただし、こするときは力を入れ過ぎないように注意しましょう。

最後に、水拭きをしてトッププレートの重曹を拭き取ったら完了です。

アルミホイルの代わりに使えるものは？

手近にアルミホイルがない場合は、ラップでも代用可能です。ラップを適当な長さに切り、小さく丸めて使います。アルミホイルもラップもない場合は、メラミンスポンジを使っても問題ありません。ただし、メラミンスポンジを使う場合は、天板に傷が付かないよう気を付けて行なってください。

排気口の掃除方法

■所要時間（置き時間も含む）：30分～
■難易度：★★★★☆
■掃除頻度の目安：1か月に1回

排気口が汚れていると内部温度が上がるため、内部にたまったほこりに火がつき、火災の原因になることもあります。目に付きにくい部分ですが、定期的な掃除を忘れないようにしましょう。また、排気口自体は水ですすげないため、アルカリ性の洗剤やクレンザーは使用できません。掃除の際は、濃度1％の重曹水で拭き掃除をしましょう。

排気口を覆っているパネルやカバーなど、外せるパーツを全て外します。次に、重曹を溶かしたお湯に取り外したパーツをつけ置きし、10分程度たったらこすり洗いします。

排気口の汚れは、重曹水に浸したふきんで拭き取ります。細かいところや手が届かないところは、重曹水を含ませたふきんやキッチンペーパーを割りばしに巻き付けた「お手入れ棒」を作ると掃除しやすくなります。最後に、取り外したパーツをよく拭いて乾かし、元に戻せば完了です。

グリルプレート・グリル内の掃除方法

■所要時間（置き時間も含む）：1時間～
■難易度：★★☆☆☆
■掃除頻度の目安：使用の都度

グリルは、キッチンのなかでも油汚れや焦げ付きが特にひどい箇所なので、掃除がおっくうという方も多いのではないでしょうか？しかし、グリル内の油汚れや焦げ付きを放置していると、汚れがたまってグリル自体の故障の原因につながってしまうこともあるので、やはり定期的な掃除が必要です。

グリル内の掃除も排気口同様、すすぎができない場所であることに加え、食べ物を取り扱う場所なので、万が一口に入っても安心な重曹を使いましょう。

取り外したグリルの扉とグリルプレートを、重曹を溶かしたお湯に30分程度つけ置きしてからスポンジでこすり洗いします。つけ置きは、キッチンシンクの水をせき止めて行なうのがおすすめです。排水口に蓋がなくても、ポリ袋を排水口に敷いた上に、ごみ受けバスケットを重ねれば、水をせき止められます。

つけ置きができないサイズの場合は、重曹水を含ませたキッチンペーパーでパックしてからこすり洗いしましょう。それでも油汚れが落ちない場合は、部品のみ食器用洗剤を使って洗うとよいでしょう。

最後に、グリル内に濃度1％の重曹水をスプレーボトルで吹き付け、ふきんやマイクロファイバークロスで拭き取って完了です。

IHクッキングヒーターの掃除をする際の注意点

IHクッキングヒーターは、デリケートな設備です。傷や故障を防ぐため、掃除の際には以下の注意点を守りましょう。

掃除の前に電源を切る

掃除を行なうときは、必ず先にIHクッキングヒーターの電源を切るようにしましょう。電源が付いたままで掃除を行なうと故障につながることがあります。さらに、電源プラグも抜いておくことで、誤作動によるやけどや引火などの事故も防げます。

トッププレートの上に乗らない

排気口や換気扇の掃除の際に、トッププレートの上に乗らないことも大切です。トッププレートに負荷をかけると、割れてしまう恐れがあります。トッププレートに重いものをのせることも、同じく控えましょう。

金属たわし・金属ヘラの使用を避ける

トッププレートはガラスでできていることが多いため、焦げ付きを落とす際に金属たわしや金属ヘラを使うと、傷が付くことがあります。ガラス面に傷が付くと、逆に汚れやすくなってしまうため、上記でご紹介したように丸めたアルミホイルやラップを使いましょう。こする際は傷が付かないように、様子を見ながら力を加減してください。