代表取締役社長 池上 一夫

「住まいと暮らしの創造企業グループ」として更なる飛躍を目指してまいります

おかげさまで2022年2月に創業85年を迎えました。多くの皆様に心より御礼申し上げます。

当社は「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」を企業理念に、グループ全体でマンションを中心とした様々な事業を行っております。新築マンションにおいては、1969年に自社施工の第一号が竣工して以来、施工累計は68万戸を超えております。この数は日本の分譲マンションストックのおよそ1割に相当するものであり、マンションという居住形態を広く普及させ、業界に先駆けた技術開発で今日のマンションのスタンダードを築いてまいりました。

現在、私たち長谷工グループを取り巻く経営環境においては、少子・高齢化や人口減少、都市のコンパクト化、建築物の老朽化、自然災害の激甚化、脱炭素など社会・環境課題への対応が重要なテーマとなっております。そのため、2020年に「長谷工グループ長期ビジョン ~2030年3月期に目指す姿~」を策定、その実現に向けた5年間の中期経営計画「HASEKO Next Stage Plan(略称:NS計画)」をスタートし、社会情勢の変化を見据えた成長戦略に取り組んでおります。主力の分譲マンション建設においては事業エリアを拡大、超高層や再開発、賃貸、社宅、学生寮、戸建など住宅系の幅を広げるとともに、物流施設、データセンター、オフィスビルなど事業領域の拡大・強化を図っております。また、デベロッパー事業を地方都市においても積極展開しており、管理やリフォームなどサービス関連事業の拡大につなげております。

加えて、新型コロナウイルス感染拡大によって、住まいのあり方や働き方に対するニーズが大きく変化・多様化しており、住戸の間取りや設備などにも様々な創意工夫が求められております。BIM&LIMなど独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進することで、商品・サービスの競争力強化や生産性向上に革新的に取り組み、新たな事業モデルの創出を目指しております。そのため先期からDXアカデミーをスタートし、スペシャリスト人材の育成にも注力してまいります。

ESGに関する取り組みとしては、低炭素社会への貢献をより具体化するために、昨年12月に長谷工グループ気候変動対応方針「HASEKO ZERO‐Emission」を制定いたしました。建設現場の使用電力100%再生可能エネルギー化推進や、環境負荷を低減する施工技術の開発・導入、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をはじめとする省エネ化提案など、事業を通じた課題解決に長谷工グループ全体で取り組み、企業価値向上を目指しながら、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。また、人権尊重の考え方を明確にするとともに、企業として人権尊重責任を果たしていくため、今年1月に「長谷工グループ人権方針」を制定いたしました。

これからもステークホルダーの皆様に深く感謝いたしますとともに、グループ各社の連携をさらに高め、総合力を発揮することで、「住まいと暮らしの創造企業グループ」として更なる飛躍を目指してまいります。今後とも引き続き、より一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2022年4月
株式会社 長谷工コーポレーション
代表取締役社長 池上 一夫