2025年10月27日
長谷工グループ(代表企業:㈱長谷工コーポレーション、本社:東京都港区、社長:熊野 聡)は、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する『2025年度グッドデザイン賞』を、賃貸マンション「ブランシエスタ目黒中央町」が受賞しましたのでお知らせします。
今回受賞した「ブランシエスタ目黒中央町」は、鉄筋コンクリート造と木造をハイブリッドさせることで、それぞれの構造のメリットを活かし、加えて在来木造という汎用性の高い工法を採用、実現しております。その土地の記憶や周囲の街並み・景観に配慮しつつ、今後の都市木造の可能性を示している点が評価されました。
長谷工グループは今後も、環境に配慮した安心で安全な「住まい」と豊かで快適な「暮らし」を国内外に提供し続けてまいります。

グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

■受賞プロジェクトの紹介
ブランシエスタ目黒中央町
【受賞企業】
株式会社長谷工コーポレーション
【概要】
目黒通り沿いの住宅地に佇む賃貸集合住宅。木造×RC造のハイブリッド構造とメゾネットなど多彩な住戸プランや共用スペースにより、開放性・更新性・意匠性などを併せ持つ建築を実現。多様な文化が交差した土地の記憶を継承し、交流を育む場として再構築。木造木質化や環境配慮型素材の活用により、建物のライフサイクルカーボン削減にも寄与する。
【審査員の評価コメント】
大型建築物の木造化は、脱炭素社会に向けて今や大きな潮流となっているが、現実には技術の囲い込みや法的規制など、普及に向けての課題はまだまだ多い。そのような中でこの計画は、鉄筋コンクリート造と木造をハイブリッドさせることで、それぞれの構造のメリットを活かし、しかも在来木造という、日本のどの地域においても古くから採用されてきた工法で実現している点が見事である。さらに2つの異なる構造形式の配置の合理性を住戸構成にも活かすことで、多彩な住戸プランがごく自然に提供できている。今後の都市木造の一つのモデルになり得る計画である。
■デザインのポイント
①目黒通りに面したメゾネット住戸が、街と呼応する開放的な暮らしを実現し、開かれた印象的な外観を形成。

②木造×RC造のハイブリッド構造が、開放性や更新性を備えた柔軟な空間を実現し、脱炭素社会の構築にも貢献。

③多彩な住戸プランと共用空間が、土地の記憶を継承し、多様な人々が集う新たなコミュニティの場を提供。

■物件概要
所在地 東京都目黒区中央町一丁目3番20号(住居表示)
交通 東急東横線「学芸大学」駅より徒歩11分
構造・規模 RC造 一部木造地上7階建
竣工 2025年3月
敷地面積 2,670.1㎡
総戸数 101戸(RC造65戸、木造36戸(メゾネット住戸5戸含む))
事業主 株式会社長谷工コーポレーション
株式会社長谷工アネシス
設計・施工 株式会社長谷工コーポレーション
備考 CO2貯蔵量: 約690 t-CO2
令和4年度優良木造建築物等整備推進事業 採択

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