2018年08月24日

 長谷工コーポレーションは、建築を志す若手の人材育成を目的に、学生を対象とした第12回『長谷工 住まいのデザインコンペティション』を実施します。
 本デザインコンペティションは、社会貢献活動の一環として2007年から継続して実施しています。毎回異なるテーマ設定で、昨年の第11回は「空き家とつながる集合住宅」というテーマを設定。全国の学生から発想豊かな作品が数多く寄せられました。
 今年のテーマは「働き方を変える集合住宅」です。20世紀型の集合住宅は、郊外のベットタウンから都心に働きに出ること、また住宅ローンによって購入するなど、「働き方」とセットで規定されたビルディングタイプでした。しかし、昨今、長時間労働や少子高齢化に伴う労働人口減少、保育や介護との両立などの問題が生じ、働き方が社会問題となっています。一方で、中古マンションの販売数が新築を超え、ストック型社会への移行が顕在化し、シェアハウスや民泊など、所有せずシェアするという概念も現れてきました。これら二つの事象を背景として「どこで働くか、どのように働くか」、そして「どのように所有するか、どのように時間を扱うか」という観点からも考察した、働き方を変える創造的な集合住宅を提案してもらいます。

(1)第12回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」概要
課 題 :「働き方を変える集合住宅」
応募資格:2018年12月31日時点で学生であること
※大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校など
※複数人で応募する場合は全員上記に該当のこと
賞  金:最優秀賞1点100万円/優秀賞3点各50万円/佳作10点各10万円
登録・作品提出締切:2018年11月13日(火)必着  ※送付のみ受付、バイク便不可
登録方法:デザインコンペティションホームページから http://www.japan-architect.co.jp/haseko/2018/
結果発表:『新建築』2019年2月号および当コンペティションホームページ上にて発表
主  催:㈱長谷工コーポレーション
後  援:㈱新建築社
審査体制:
審査委員長)
隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所代表・東京大学教授)
審査委員)
乾久美子(乾久美子建築設計事務所代表・横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授)
藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)
池上一夫(長谷工コーポレーション取締役専務執行役員)
ゲスト審査委員)
門脇耕三(明治大学専任講師)

(2)第11回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」結果
  課  題:「空き家とつながる集合住宅」   登録総数:776件 応募総数:283点
  【最優秀賞】(1点)
 「+1000歩の回(めぐ)り合い」 前田佳乃 田中彩英子 大岡彩佳(東京理科大学) 
 【優秀賞】(3点)
 「自治工房」 井筒陽祐 Oh Jongmin(関西大学大学院)
 「香具礼場所-かぐればしょ-」 中原比香莉 坂本佳子(京都工芸繊維大学大学院)
 「Vacan-Cycle」 小林章太 沖林拓実(京都大学大学院)
 【佳作】(10点) 

[最優秀賞「+1000歩の回り合い」]
[表彰式の様子(2018年1月14日・於 東京プリンスホテル)]
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