2025年06月05日
株式会社長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:熊野 聡)は、自社が推進する脱炭素社会を目指した賃貸マンション「サステナブランシェ本行徳」(以下、「本物件」)が、このたび一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター※1が主催する「令和7年度デマンドサイドマネジメント表彰」※2の「総合システム部門」において、「優秀賞」を受賞いたしました。なお、表彰式は6月2日に東京都内で行われ、表彰状が授与されました。
本物件は、既存マンションの価値向上と、新たな住まい価値創造に向けた研究・技術開発の更なる推進を目的とし、既存企業社宅を賃貸マンションに全面改修し、既存リノベーションとして国内で初めて※3建物運用時のCO2排出量実質ゼロを実現したプロジェクトです。屋根・外壁・バルコニー手摺へ太陽光発電設備を設置しており、昼間の太陽光発電による電力をセントラルエコキュートの湯沸かしに活用。再生可能エネルギーをヒートポンプ技術を使って自家消費することは、脱炭素社会実現に向けた有効な手段となります。また、本物件では各種センサーから給湯に使う消費電力量や温水温度等を計測しており、より最適なセントラルエコキュートシステム構築に向けて実証実験を行っていきます。
本表彰においては、太陽光発電の日中発電した電力で貯湯、夕方から夜にかけての給湯需要に利用され、自家消費率向上と省エネを両立し、集合住宅(賃貸)において給湯分野の脱炭素化を実現したことなどが総合的に評価され、受賞に至りました。
本物件の改修工事は、多くの大規模修繕・改修実績を誇る株式会社長谷工リフォームが設計・施工を担当。今後とも、長谷工グループ全体で本物件から得た知見を活かして、再生可能エネルギーの有効活用とヒートポンプ技術の発展に向けて果敢に挑戦していきます。

※1…「ヒートポンプ」と「蓄熱」に関するわが国唯一のナショナルセンターとして、 ヒートポンプ・蓄熱システムの普及促進と
技術向上に向けた事業などを積極的に展開している団体。
※2…電気需要最適化に資する機器・システム、および建築事例を表彰する表彰制度。
※3…2022年6月13日時点 ㈱ESP総研調べ(調査期間:2022年5月23日~6月6日、調査方法:「集合住宅またはマンション」
「再生可能エネルギー」「リノベーションまたは改修」のキーワードによる公開情報検索および多面的な市場調査による)

「サステナブランシェ本行徳」概要
所在地:千葉県市川市本行徳5-16、 交通:東京メトロ東西線「妙典」駅 徒歩6分
敷地面積:1,651.83㎡、 延床面積:3,071.06㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上5階建て、 総戸数:36戸
既存建物竣工年:1990年2月、 改修後竣工時期:2023年9月
設計・施工:株式会社長谷工リフォーム、 事業主:株式会社長谷工コーポレーション
URL:https://www.haseko.co.jp/sustainabranche/
≪「サステナブランシェ本行徳」過去のプレスリリース資料≫
国内初 建物運用時のCO2排出量実質ゼロを実現
https://www.haseko.co.jp/hc/information/press/20231101_1.html
令和6年度 気候変動アクション環境大臣表彰を受賞:
https://www.haseko.co.jp/hc/information/press/20241203_1.html
第23回環境・設備デザイン賞「優秀賞」を受賞:
https://www.haseko.co.jp/hc/information/press/20250528_1.html
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