各種発生源に対する効果的な対策の検討建物内固体伝搬音の低減に関する取り組み

RC造建物の室内において静謐性を確保するためには、建物内を伝搬する振動により発生する固体伝搬音の対策が重要です。当研究所では、各種固体伝搬音を効果的に低減する方法を検討するため、現場における調査や伝搬メカニズムの分析、机上推定方法などの検討を行っています。

建物内の発生源に関する検討

集合住宅では、共用施設等において、様々な振動の発生箇所があります。当研究所では、実験室や現場において、各種固体伝搬音に関する実測調査や、緩衝材等を用いた対策効果実験を行っており、それらの結果が実建物での固体伝搬音対策に反映されています。

駐輪場(防振浮き床)
ロフト(防振支持)
防振浮き床実験

建物外の発生源に関する検討

地下鉄等からの地盤振動が建物内に伝搬した場合、室内で固体伝搬音による影響が現れる場合があります。環境振動による固体伝搬音の影響についても、各種立地条件における現地調査や、設計段階での机上推定方法の検討などを行っています。