二酸化炭素の排出量を削減するコンクリートH-BAコンクリート -長谷工式環境配慮型コンクリート-

概要

一般のコンクリートと同様な性質であり、かつ、コンクリート材料に由来する二酸化炭素の排出量を削減する環境配慮型コンクリートです。

採用メリット

汎用性使用が可能で、二酸化炭素の排出量が削減

H-BAコンクリートは適用箇所を選ばずに汎用的な使用が可能です。それに加え、コンクリートに使用する材料に由来する二酸化炭素の排出量を約20%削減します。
建築物におけるほぼすべてのコンクリートとして適用可能なため、多量な二酸化炭素の削減効果を見込むことができます。

通常の方法で製造可能

H-BAコンクリートは全国の生コン工場のほぼすべてが、日常的に使用している普通セメントと高炉セメントB種を混合使用して製造します。そのため、特別な材料や設備が不要で、H-BAコンクリートの調合設計、製造は一般のコンクリートと同様な方法で行えます。

コンクリートの性能を第三者機関により証明

H-BAコンクリートは、その性能について(一財)日本建築総合試験所より建設材料技術性能証明を取得しました。この証明においては、多くの実験結果をもとに、製造する生コン工場の選定方法や、調合設計、施工方法に関するマニュアルを整備しており、これらを用いて運用していきます。

性能証明書

開発の目的・背景

従来の環境配慮型コンクリートは特別なコンクリート材料の仕様や、施工性に注意が必要などの課題がありました。環境配慮型コンクリートの普及のためには、一般的なコンクリートと同等な性能で、普段使いがし易いことが重要と考え、H-BAコンクリートを開発いたしました。

詳細情報

関連法令への適合性

H-BAコンクリートは、一般のコンクリートと同様に、日本産業規格におけるJIS A 5308(レディーミクストコンクリート)に適合するコンクリートとして建築基準法に適合します。
また、品確法に基づく住宅性能表示に適用するため、国土交通省より特別評価方法認定を取得しています。

施工実績と二酸化炭素の削減効果

建築物をすべてH-BAコンクリートで建設した事例を含め、多くの施工実績があります。

施工風景の写真