ほこりの正しい掃除方法とは?掃除のコツや予防・対策方法も併せてご紹介! ほこりの正しい掃除方法とは?掃除のコツや予防・対策方法も併せてご紹介!

ほこりの正しい掃除方法とは?掃除のコツや予防・対策方法も併せてご紹介!

ほこりを効率よくきれいにするコツとは?掃除方法のほか、発生を予防して掃除をラクにする方法もご紹介します。


question

気が付かない間に家のいたるところにほこりが!

ほこりがたまっていると体にあまりよくないって聞くし、なんとかならないかな?

一生懸命掃除しても気付いたらまたたまっているんだよね…。

answer

ほこり掃除は適切な掃除方法とタイミングを知ることでぐっと簡単になるニャ!難しくないからさっそく今から一緒にやってみるニャ!

■ご注意
ほこり掃除を始める際には、マスクを着用しましょう。たまったほこりには、アレルギーや喘息を引き起こす原因となる抗原が含まれているため注意が必要です。健康被害を防ぐために、密着性が高く顔にぴったりと合うマスクを選びましょう。

ほこり発生の原因と危険性とは?

雑巾を使って拭いている図

ほこりの実態は、布製品の繊維や紙くず、ハウスダスト、人間の皮脂や髪の毛、砂ぼこりなどが混ざり合ったものです。人の動作や温度差による気流、エアコンなどから生まれる風によって細かい繊維が空中に舞い上がり、それらが蓄積していくことで発生します。また、風の影響によって、部屋の隅や家具の裏などにたまりやすい傾向にあります。

ほこりは、生活のなかで家中どこにでも発生するものです。ほこりを人間の世界からなくすことはできません。とはいえ、そのまま放置しておくことは危険です。たまったほこりがカビやダニの繁殖場所になってしまい、アレルギーや喘息などの病気を引き起こす可能性があるからです。また、ほこりが水分や油汚れを吸着することで、お部屋のニオイの原因につながります。

さらに、ほこりを放置しておくことで発火の原因にもなります。コンセントとプラグの間にたまったほこりに湿度が加わることで漏電し、「トラッキング現象」という発火現象を引き起こすため大変危険です。

このようなほこりによる被害を予防するために、こまめな掃除が必要です。そこで、ほこりを効率よく掃除する方法や、ほこり掃除の手間を減らすためのコツを解説します。

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効率よくほこりを掃除するためのコツ

ほこりを効率よくきれいにするためには、まずほこりが持つ性質を理解することが大切です。ほこりには、主に以下のような性質があります。

・ものに付きやすい
・空中に舞いやすい
・静電気の起きる場所にたまりやすい

上記の点を意識して、ほこり掃除を行なう際のポイントを4つ見ていきましょう。

ほこり掃除のコツ①:上から下へ

ほこりの掃除は「上から下へ」が基本です。なぜなら、上記のように、ほこりには空中に舞いやすいという性質があるほか、床に発生するほこりの原因のひとつに上から降ってくるものもあるため、床掃除を先に行なうと二度手間になってしまうからです。

天井や照明器具などの高い位置のほこり掃除が終わってから、最後に床の掃除を行ないましょう。棚などの高さのある家具も同様に「上から下へ」を意識して掃除を進めると効率的です。

照明器具の掃除方法

■所要時間:5分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回

掃除を始める前に、照明の電源を切りましょう。

照明器具のほこりを掃除している図

電気傘の外側、内側のほこりをハンディモップ(ハンディワイパー)で取り除きます。そして、乾いたクロスにアルコール水をスプレーして拭きます。この方法であれば、乾きが早いので故障になりにくく、油汚れを落とすことも可能です。

照明器具には水濡れ厳禁のものが多いですが、防水の場合には取り外して洗うとよいでしょう。

棚の掃除方法

■所要時間:10分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回

棚の中身を出し、掃除中のものにほこりが積もらないよう注意しましょう。

棚のほこりを掃除している図

空になった棚のほこりを、掃除機やハンディモップ(ハンディワイパー)で取ります。ほこりを取った後、固く絞ったマイクロファイバークロスやウェットシートで水拭きし、乾燥させれば棚の掃除完了です。

お掃除のミカタ 手作りハンディモップ(ハンディワイパー)を活用しよう!

手作りハンディモップ(ハンディワイパー)を活用しよう!

今すぐほこり掃除をしたいのに家にハンディモップ(ハンディワイパー)がない。そのようなときに、自宅にあるもので簡単にハンディモップ(ハンディワイパー)を作れる方法をご紹介します。

手作りハンディワイパー

アクリル毛糸、割り箸、厚紙、はさみの4点を用意しましょう。12cm四方に切った厚紙に、毛糸を120回程度巻き付けていきます。巻き終えたら片方の端を切り、割り箸に結び付けましょう。その際、持ち手側の毛糸を少し長めにしておくことがポイントです。結び付けたら、持ち手側の毛糸を反対側へ折り畳みます。根元を固定し、毛先を整えたら完成です。

使用する用途や場所によって毛糸の長さや巻き数を変更すれば、モップ自体の大きさを変えられるのでより使いやすくなりますね。

ほこり掃除のコツ②:「掃除機」→「乾拭き」→「水拭き」の順で掃除する

ほこり掃除は手順を間違えると逆効果になってしまいます。ほこり掃除のポイントは、「掃除機」→「乾拭き」→「水拭き」の順で掃除していくことです。水拭きを先に行なってしまうと、ほこりがこびりつく原因になります。そのため、掃除機を先にかけ、たまったほこりや髪の毛などを取り除いておきましょう。水拭き後、水気が気になる場合には再度乾拭きを行ないます。

実際に、「掃除機」→「乾拭き」→「水拭き」の順で掃除してみましょう。

床掃除の方法

■所要時間:30分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回以上

床掃除には、掃除機もしくはフローリングワイパーを使用する方法があります。今回は、ほこりの除去を狙っているため掃除機を使った方法について詳しく見ていきましょう。

掃除機がけは、力を抜いて背筋を伸ばしゆっくり行なうことでほこりがよく取れます。また、掃除機の仕組みは、一般的に押したときにヘッドブラシがごみをかき出し、引くときにかき出したごみを吸い上げるようになっているため、引くときを意識して行ないましょう。吸引力が激減しないよう、掃除機本体の手入れを怠らないようにすることも大切です。

奥から入り口に向かって掃除することで、掃除機の排気風がきれいになった床に排出され、ほこりの舞い上がりを防げます。フローリングの床は、板と板の間の溝にほこりがたまりやすいため、溝に沿って掃除機をかけていくのがポイントです。

ほこりの特性から、部屋の隅や壁際、家具の隙間の掃除を重点的に行ないましょう。掃除機をかけたら、ほこりやごみなど乾いた汚れを除去するために乾拭きをします。このタイミングで乾拭きをすることで、ほこりが湿って床に付着することを防止できます。その後、水で絞った雑巾を使って拭き掃除を行ない、残った汚れを取り除きましょう。

床のほこりを掃除している図

その際にも奥から手前に向かって、一方通行にまっすぐ掃除することを意識しましょう。また、最初から最後まで均等に力が入るようにするために、右利きであれば右から左、左利きであれば左から右に拭くよう心がけるとよいですね。

ほこり掃除のコツ③:窓を開ける

ほこり掃除を開始する際には、窓を2か所開けて換気を行ないましょう。窓を開けることで、空気の通り道ができ、空気をきれいにすることにつながります。またコロナ禍以降には、今まで以上に通気性が重要視されているため、掃除の際にも窓を開けこまめに換気することが大切です。

外出時間が長かったり、冷暖房をかけていたりすることで1日中窓を閉めきっていると、部屋はほこりっぽくなってしまいます。定期的に窓を開け、空気の入れ替えをしましょう。

ほこり掃除のコツ④:タイミングは早朝か帰宅後

ほこり掃除のタイミングに最適なのは、人が活動していない時間帯です。人の動きが活発でない時間に行なうことで、日常生活によるほこりの舞い上がりを防げます。そのため、人が活動していない早朝や帰宅後がほこり掃除のタイミングとしておすすめです。

ほこりの発生を防ぐには?

ほこりを完全になくすことはできませんが、発生量を減らすことは可能です。ここからは掃除後に部屋をきれいに保つ方法をご紹介します。

ものを出しておかない

ものを飾ったり、外に出しっ放しにしたりすることはあまりよくありません。ほこりには、ものに吸着しやすいという性質があり、ものにほこりが付くと掃除がしにくくなります。そのため、必要なもの以外は引き出しの中や蓋が付いている入れものにしまうなど、見せない収納をすることがおすすめです。

布製の家具を控える

布製品はほこりを発生させるもとになるため、布製の家具を控えることでほこりの発生量を抑えられます。ソファーをレザー製のものに替える、カーペットを使わない、衣類はクローゼットにしまうなどの工夫が有効です。

また、代替品のないカーテンなどはこまめに洗濯し、ほこりがたまらないよう日頃から心がけましょう。シーツや寝具などの大物布製品、衣類を選ぶ際には、静電気が起きにくい天然繊維を選択するとほこりが付きにくくなります。

体をはたいてから玄関に入る

ほこりは、家の中だけでなく外からも多く持ち込まれます。外に出ると、衣類や体にほこりが付着するため、はたいてから家に入るようにするとよいでしょう。また冬場には、外でアウターを脱いだり、マフラーを外したりしてから家に入るようにすると、家に持ち込まれるほこりの量が抑えられますね。玄関に洋服ブラシや粘着クリーナーなどを置いておくと、帰宅時にすぐにほこりを取り除くことができ効果的です。

裏技

空気清浄機や除湿機を活用してみよう!
きらりアイコン

ほこりが気になる場合に便利なのが空気清浄機です。空気清浄機は、高性能フィルターを搭載している、ほこりやPM2.5に特化したものを使用するのがおすすめです。

また、除湿機を使用して部屋の湿度を下げるとほこりが下に落ち、掃除がしやすくなる効果があります。反対に、湿度を上げてしまうとほこりがこびりつき、掃除がしにくくなってしまいます。

毎日の掃除を心がけよう!

毎日掃除をしていても、ほこりはたまってしまうものです。ほこりを放置したままにすると、アレルギーの発症原因や火災のリスクにもなるため、ほこり掃除を定期的に行なう必要があります。また、掃除機や空気清浄機の効果を最大限に活用するために、本体やフィルターも併せて掃除することが大切です。

正しい順番で行なうことで、日々の掃除にかかる手間を少なくしましょう。家具の配置や材質を今一度見直してみるのもよいですね。

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わー!お部屋がスッキリして気持ちがいい!

やっぱりほこりがないだけで空気がおいしく感じるね。

今度、掃除がよりラクになるように家具の配置や素材を見直してみようか。

ほこりはあらかじめの対策と毎日のこまめな掃除を欠かさずに行なうことが大切ニャ。今日教えた掃除方法で部屋中をピカピカにしようニャ!

監修 本橋 ひろえ ナチュラルクリーニング講師

本橋 ひろえ

北里大学卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を経験。2006年より、東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。子どもやペットがいる家庭でも安心してできる、環境や肌にやさしいクリーニング方法を伝えている。テレビ、ラジオ出演や雑誌の取材協力など、メディアでも活躍。「ナチュラルお掃除大全」「やることの「見える化」で掃除をラクにする方法」(ともに主婦の友社)、「家じゅうピカピカ!ラクチン大そうじ虎の巻 ナチュラル洗剤で安楽早」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。