アイドルを卒業し、自分自身の人生のヒロインとして輝く彼女たちの「今」にフォーカスする連載。第3回は、AKB48を卒業しソロ活動へと踏み出した向井地美音さんが大切にする時間・空間に迫る。
AKBで培った「客観視する力」で、自分自身を見つめる今
13年間全力で走り続けたAKB48を、今年4月に卒業したばかりの向井地美音さん。3代目総監督としてグループを支えた5年間にはコロナ禍という困難な時期も含まれるが、持ち前の責任感と判断力に加え、誰よりも大きな“AKB愛”で乗り越えてきた。
そんな彼女が今回訪れたのは、美意識の高い店舗の賑わいと、落ち着いた住環境が共存する学園通りと、目黒通りが交わる場所に建設中のマンション、「プラウド自由が丘ヒルトップ」のモデルルーム。上質かつ伸びやかな空間で、彼女がスタートさせた新しいライフスタイルと暮らしへの向き合い方を聞いた。自分自身で人生を組み立てていく今、住まいに求める心地良さとは?
▲インテリアは「色味」を重視するという向井地さん。グレーを基調としたプラウド自由が丘ヒルトップの洗練された空間は、彼女の好みにジャストフィット
インテリアは、気分を新しくする「鍵」
――今、暮らしているお部屋はどんなイメージですか?
向井地美音さん(以下、向井地):白をベースにクリーンな質感で整えた、シンプルなインテリアです。今一番のお気に入りは、韓国インテリアテイストの全身ミラー。サイドについているガラス棚のオープンラックにサングラスやフレグランスなどを飾っていて、そこでコーディネートチェックをするのが日課です。
引っ越しや家具を買い替えるような大きな変化は苦手なのですが、ファブリックを替えたり、フロアタイルを敷いたりして雰囲気をアップデートするのは大好き。普段過ごす空間にちょっとした新しさを加えることで、気分が切り替わる感覚を大切にしています。
「住まいは完成したら終わり」ではなく、その時々の自分に合わせて少しずつ変えていくほうが合っているのかもしれません。
▲玄関と廊下がフラットにつながるモデルルームのデザインに大感激。「まるでホテルみたいな高級感! 毎日この玄関に帰ってこられたら幸せですね」
今ほしいのは、朝の光の入るバスルーム
――AKBを卒業して、生活リズムや暮らし方は変わりましたか?
向井地:次から次へとやるべきことが押し寄せてきていたAKB時代とは違い、何をするかを自分で決めていい、というよりも「自分で決めなきゃいけない(笑)」。自分できちんと組み立てていかないと人生はすてきにならないんだと、責任をひしひしと感じています。自分のために使う時間も増えましたね。
――理想の住まいの条件は?
向井地:窓のあるバスルームですね。先日実家に帰った時に、お風呂に窓があることの快適さを再認識しました。朝シャワーを浴びる時に自然光が入ってくると心地良さが段違いで、それ以来「光」の優先度が急上昇。大きな窓から燦々と光が入るリビングで、友人たちと持ち寄りランチ会をするのも夢のひとつです。
▲夜は、大好きなレモンサワーでの晩酌タイムが欠かせない。「こんなすてきな部屋に住めたら、絶対にバーエリアを作りたい」
便利さと温もりが共存する街を探して
――住んでみたい街はありますか?
向井地:昔ながらのお店と今どきのカフェが混在する、商店街のある街に住みたいですね。温もりとおしゃれさが共存していて、そこに暮らしている人の姿が見えるような、温かなつながりが感じられる街に憧れます。
あと私、地元が大好きで。都心へのアクセスが良くて商業施設も充実しているけれど、自然が多く、ゆったりとした雰囲気も残っているんです。将来結婚したり子どもができたりしたら、出身地である埼玉の浦和で暮らしたいですね。
私にとっては、便利さと落ち着きやゆとりの両方があることが、理想の住環境なのかもしれません。
▲卒業後の休養期間にセルフネイルを始め、すっかりハマったという向井地さん。今までは疎遠だった料理もスタートし、多方面に趣味を拡大中
分岐点では、自分がワクワクする道を選ぶ
――今も向井地さんに影響を与えている、AKBでの一番の学びは?
向井地:伝統と革新というのは、どちらかを選ぶものではなくつながっていて、「先人がやらなかったこと=やらなくていいこと」ではないんですよね。
一時的にはショッキングに見える新しい選択も、自分たちの手で正解にできると信じて、劇場など昔から大切に受け継いでいるものは守りながらも「さらに良く」を目指すことが大事なんだという学びが、大きな糧になっています。
また、AKB48の総監督としてさまざまな立場から物事を客観視する力を育ててもらい、たくさんの決断を経験した中で、「自分がワクワクできる道」を選ぶのが正解だと確信しました。これからも自分の感覚を信じて、チャレンジを続けていきたいです。
▲向井地美音(むかいち/みおん)さん。タレント。1998年生まれ、埼玉県出身。1歳から子役活動を開始し『踊る大捜査線』『アンフェア』等の作品に出演。小学5年の時に一度芸能界を離れるも、2013年にかねてからファンだったアイドルグループ「AKB48」に加入。2019年から5年間は3代目総監督を務め、コロナ禍という厳しい状況下にも挫けずグループの新境地を模索しメンバーを支え続けた。2026年4月「AKB48」を卒業。現在はYouTubeのソロチャンネル「おんちゃんねる」で、さまざまなコンテンツを発信中。X : @mionnn_48/Instagram : @___mion.m
取材・文:稲生京子 撮影:野田若葉 ヘアメイク:原島未唯 スタイリスト:川﨑加織
LACATION
プラウド自由が丘ヒルトップ
プラウド自由が丘ヒルトップは、東急東横線・大井町線「自由が丘」駅徒歩10分、街の象徴ともいうべき学園通りと、目黒通りが交わる場所に佇む、新築分譲マンション。古くから邸宅地の条件として羨望を集めるヒルトップという立地と、全邸南向きの明るく開放的な眺望が大きな魅力。総戸数31戸の落ち着きのある低層建築が、名店が連なる街の賑わいを懐に抱きながら、上質な大人の暮らしを提供する。
WRITER
編集者・ライター。「豊かに生きる」に関わるすべてが守備範囲。女性誌でファッション、美容、ライフスタイル記事を企画・執筆する一方、建築専門誌でも取材・インタビューを手がける。
おまけのQ&A
- Q.ずっと使い続けている家具や雑貨はありますか?
- A.向井地:AKBメンバーが「ジェームズ」と名付けてくれたクマのぬいぐるみがいます。20歳で初めてひとり暮らしをした時からずっと変わらず、私の暮らしを見守ってくれています。
“家が地面に埋まる村” 佐藤健寿の奇になる住まい「台湾の離島・蘭嶼(らんゆう)の地下屋」