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簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ

お弁当の詰め方の基本とコツを動画でご紹介します。

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  簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ

「うちのごはんは世界イチ」の番外編、お料理の基本をご紹介するミニレッスンへようこそ。
第47回は、「お弁当の詰め方の基本とコツ」です。基本と応用のお弁当の詰め方とそのコツをご紹介します。


マユ先生、相談です
私、職場にお弁当を持って行っているんですけど
きれいに詰めたつもりでも、蓋を開けるといつもおかずが寄ってしまって
お弁当箱を開けるのが恥ずかしいんです…

せっかくきれいに詰めたお弁当が寄ってしまうのは、悲しいですね

そうなんですよ~
見た目がきれいなお弁当を作りたいです!

おかずがきれいに詰まっていると、
美味しそうに見えますよね!
おすすめのおかずも一緒にご紹介します!

マユ先生のHow to

お弁当の詰め方の基本

お弁当は、何よりも「美味しそうに見える」ビジュアルであることが、非常に大切。同じお弁当でも、詰め方次第で見栄えは段違いです!
とはいえ、忙しい朝にあまり時間はかけられませんよね。今回は、短時間でできる、きれいなお弁当の詰め方のコツをマスターしましょう。

今回使うおかずは以下の通りです。

[ 1 ] ごはんを詰める

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。
ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。
斜めに詰めることで、おかずをごはんに立てかけられるようになるので、仕切りを使わずにきれいに詰めることができます。
ごはんを詰めたら、そのまましばらくおいて冷ましましょう。

[ 2 ] おかずを詰める

マユ先生のHow To「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」おかずはなるべく赤・黄・緑のものを詰めるようにすると、彩りがよくなります。温かいおかずは、しっかりと冷ましてから詰めます。温かいまま詰めると、蒸気がこもり、細菌が繁殖しやすくなるので、注意してください。
おかずはなるべく赤・黄・緑のものを詰めるようにすると、彩りがよくなります。温かいおかずは、しっかりと冷ましてから詰めます。温かいまま詰めると、蒸気がこもり、細菌が繁殖しやすくなるので、注意してください。
マユ先生のHow To「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」水気の多いおかずは、しっかりと水気を切ってから詰めます。
水気の多いおかずは、しっかりと水気を切ってから詰めます。
水っぽくなりがちなもの(ゆでたほうれん草など)は、ごま和えにしたり、かつお節を絡めたりすると水分が吸収され、味も落ちず傷みにくくなります。
マユ先生のHow To「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」大葉やしそは、殺菌作用があるので、しきりにするとよいです。
大葉やしそは、殺菌作用があるので、しきりにするとよいです。

[ 3 ] 隙間を埋める

マユ先生のHow To「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」大きいおかずから、小さいおかずの順番で詰めていきます。今回はから揚げ→卵焼き→ほうれん草のごま和えの順番です。
大きいおかずから、小さいおかずの順番で詰めていきます。今回はから揚げ→卵焼き→ほうれん草のごま和えの順番です。
メインの大きいおかずを先に詰めると、ほかのおかずを入れる場所が自然と決まります。
マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。
隙間はミニトマトやピック刺しなどのトッピングで埋めていきます。
崩れにくくするため、変形するカップや小さいおかずで隙間を埋めます。
最後に色どりや見た目を整えます。

お弁当箱の形別詰め方ポイント

四角形や円形など、お弁当箱の形はさまざま。いつものお弁当はもちろん、イベント時にも活用できる、お弁当箱の形別の詰め方ポイントを伝授します。

一段

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

基本の一段のお弁当箱。大ぶりなおかずもそのまま詰められるのが魅力です。
まずはごはんをお弁当箱の横幅3/4くらいまで詰め、残り1/4に大きめの卵焼きや煮物、野菜などのおかずを詰めます。隙間に漬物などを詰めたら、最後に魚の半身や大きい切り身をごはんの上にのせてもよいでしょう。
写真のように一段の正円の場合、大ぶりな切り身をごはんの真ん中に置き、両側に違うおかずをのせると仕切りのようになり、見栄えがよくなります。

二段

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

細長い二段のお弁当箱の場合は幅が狭くなることが多いため、おかずは小さくカットして詰めましょう。
その際、一段目と二段目がどちらも華やかになるように、色味などを考慮してバランスよく詰めていくのがポイントです。おかずは少し立て気味にして、立体感が出るような詰め方を意識しましょう。見た目が地味になりがち、という場合は、二種類のおかずを交互に詰めたり、小さなおかずを隙間に詰めたりすることで華やかにすることができます。

正方形

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

正方形のお弁当箱は、四角く仕切って使うと見た目も美しく、詰めやすくなるのでおすすめです。カップなども四角いものを使うと、小さいおかずを効率よく詰めることができます。
また、大きな正方形のお弁当箱の場合、真ん中に丸いカップを置いてディップソースを入れ、放射線状に野菜やトルティーヤなどを詰めていくというお洒落な見せ方もできますよ。ピクニックなどにおすすめです。

長方形(普通のもの、細長いもの)

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

長方形のお弁当箱は、カップに入れたおかずを端から隙間なく詰めていくだけで、自然と美しい見た目になります。色の配置だけを意識すれば、一番簡単に詰められる形が長方形です。
また、ホットドックなど筒状のサンドイッチを詰めるのにもぴったりです。

楕円

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

木製の「曲げわっぱ」の流行で、SNSなどでもよく見かける楕円形のお弁当箱。お弁当箱自体が特徴的なので、真ん中で仕切り、ごはんとおかずを半々に詰めるだけでもかわいらしい印象に。また全体的に斜めにおかずを詰めていくと、立体感が出ておしゃれに仕上がります。

重箱

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

おせちでおなじみの重箱ですが、お花見や運動会など、イベントごとのお弁当にも重宝します。
重箱は面積が大きいため、隙間ができやすいという特徴があります。隙間を作らないようにするには、仕切りをうまく利用することと、四角い食材を多用し、モザイク状になるように意識して詰めていくのがポイント。ごはんも、写真のようにいなりずしなどにすると詰めやすくなります。えびフライなど斜めに詰められるおかずでアクセントを付けると、より見た目も華やかになります。

バスケット

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

一手間かければおしゃれなお弁当になるのがバスケット。ワックスペーパーやカップなど、強度のある仕切りをうまく使うのがコツです。
サンドイッチやバゲットをワックスペーパーにくるんで詰め、卵焼きやウインナーなどのおかずをプラスチックのカップに入れて添えると、見た目もきれい。おかずが寄ってしまう心配もありません。水気の多いおかずやサラダなどはバスケットに向いていないので、どうしても詰めたい場合は、しっかり蓋ができる容器に入れてから詰めるようにしましょう。

シーン別!おすすめのおかずの詰め方

お弁当箱の形だけでなく、どんなイベントに持っていくかでもお弁当の種類は変わってきます。
ここではシーン別のお弁当の詰め方のテクニックをご紹介しましょう。

運動会に!ハンバーグ

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

食べ応えが重要なのが運動会のお弁当。ボリューム満点なハンバーグなら、運動中の子どもたちも満足するはずです。
まずごはんを斜めに詰めます。次にハンバーグをごはんに立てかけるようにして詰めてください。仕切り付近の隙間には、カップに入れたポテトサラダやきのこのソテーなどを詰め、ハンバーグ周辺の隙間にゆでたブロッコリーなどの温野菜を詰めましょう。写真のように、ロコモコ丼風に目玉焼きを添えるのもおすすめ!

子どもに!サンドイッチ

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

サンドイッチは、とにかく具材の水気をよく切ることが大切。そして、断面が見えるように隙間なく詰めることが、より美味しそうに見せるコツです。とはいえ、ギュウギュウ詰めは禁物。ふんわりしたパンの食感はそのまま、インパクトのあるお弁当を作りましょう。
細長いお弁当箱なら、縦幅に合わせてサンドイッチを作ると、簡単かつきれいに詰めることができます。

デートに!メンチカツ

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

ボリュームがあり、手の込んだ印象も与えられるメンチカツ。茶色いお弁当にならないよう、色とりどりのおかずと一緒に詰めていきましょう。小さめの円型にカツを作った場合は、ハンバーグと同様に少し斜めに倒して詰めます。大きめだったら半分に切るなど、お弁当箱の高さに合わせてください。後は基本通りに、大きいおかずから順に詰めていきましょう。隙間にミニトマトなどの添え物を入れ、バランスよく仕上げます。

お花見に!海苔巻き

マユ先生のHow To 「簡単&きれい!お弁当の詰め方の基本とコツ」ごはんは、なだらかな坂になるように斜めに詰めていきます。

海苔巻きはみんなで食べられるので、お花見におすすめです。
円錐型の海苔巻きの場合、バスケットなど、大き目で深さのあるお弁当箱に詰めましょう。専用ラップなどにくるみ、花束のようにしても素敵です。
円筒型の海苔巻きを重箱などに詰めたい場合は、断面が見えるように斜めに並べましょう。おかずはほかの段に詰めると、統一感も出てベターです。

― お花見 ―

ママ、このお弁当色とりどりでとっても美味しそう!
おかずも寄らずに、隙間なく詰まってる~

こうちゃんのすきなからあげ

マユ先生にお弁当の詰め方を教えてもらったの♪
前回のお花見のときに作ったお弁当より
きれいで美味しそうでしょ?

見た目もそうだけど、中身も美味しい!
ママ、料理の腕を上げたね!
僕もママを見習って、頑張らないと

パパもコウちゃんもモリモリ食べてくれて嬉しいな~
会社でお弁当箱を開けるのも怖くなくなったし♪
この調子で、運動会のお弁当作りも頑張るぞ!

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監修 森崎 繭香 お菓子・料理研究家/フードコーディネーター
【HP】 http://www.mayucafe.com/

森崎 繭香

料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。
書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル」(河出書房新社)、「いつものスープでアレンジレシピ60」「小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ」(ともに日東書院本社)、「型がなくても作れるデコレーションケーキ」(グラフィック社)など著書多数。

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