2011年05月09日

長谷工リフォームは、大規模修繕工事において、ゴンドラ足場のメリットである居住性・防犯性・作業性を確保しつつ、枠組み足場のメリットである経済性を兼ね備えた『ユニット式ゴンドラシステム』を導入し、その第一弾として「アーベントハイム東戸塚」(神奈川県横浜市、地上7階建て、52戸、2000年3月竣工)の大規模修繕工事で採用しました。
これまで経済性の観点から大規模修繕工事には枠組足場が多く採用されてきましたが、今回の採用を皮切りに、居住者にとって快適・安心・経済的な『ユニット式ゴンドラシステム』を8階建てまでのマンション管理組合に対して積極的に採用提案を進めてまいります。

[『ユニット式ゴンドラシステム』を採用した大規模修繕工事]

『ユニット式ゴンドラシステム』のメリット

居住者に対するメリット

  • 居住性(快適)
    建物全体を足場や養生シートで覆う必要がないため、日照や風通し、眺望を遮らず居住環境への影響を最小限に抑えることができます。工事を行わない住戸では通常と全く同じ環境で生活していただけます。
    また、工事を行っている住戸でも作業終了時に飛散防止の養生シートを折畳んでしまうため、休日や夜間には開放感が得られます。
    ※従来、昇降式移動足場に代表されるこのような開放性を持つ足場は、主に20階以上のマンションで採用されてきましたが、この『ユニット式ゴンドラシステム』により、8階建てまでのマンションに採用できるようになりました。
  • 防犯性(安心)
    『ユニット式ゴンドラシステム』は上部より足場を吊り下げるシステムのため、外部から足場を伝って進入される心配がありません。
  • 経済性(経済的)
    従来のゴンドラ足場は建物が高層になるほどコストメリットがあると言われていました。『ユニット式ゴンドラシステム』は、7,8階建てのマンションで枠組み足場と同等のコストに抑えることが可能です。

    ※ 設置方法について一部条件があります。

施工時のメリット

  • 作業性
    足場を上下左右の自由な高さ・位置に止めることができるため、効率良く作業することができます。地上からゴンドラ、ゴンドラから作業するバルコニーへの移動も専用タラップ等により容易にできます。
    バルコニー内での作業を行う場合も、ゴンドラと一緒に移動する養生シートにより飛散を防ぐことができます。

「ユニット式ゴンドラシステム」の概要

  • 製品名
    「ユニット式WENSシステム」(日本ビソー株式会社製)
  • 概要
    上下左右の移動が可能な「ゴンドラシステム」とゴンドラシステムの着床ステージから屋上までを上下に開閉できる「養生ネット」の構成ユニット。1ユニットの幅はおよそ1住戸の間口広さ(7.2m、但しアーベントハイム東戸塚では5.4m)で、高さは8階まで対応可能。ゴンドラ(作業床)で養生ネット内を上下左右に移動しながら手摺や外壁等の改修工事を行い、1住戸縦系列の工事が終了したら養生ネットとともに横移動することができます。
  • 特長
    ユニット1基が横方向に移動することで、広い施工面積をカバーできる。外壁が直線で横方向に長い建物の場合は、ユニットを2基、3基と増やすことで全体の工期(作業日数)を短縮するができる。

『ユニット式ゴンドラシステム』に関するお問い合わせ

問い合わせ先:
長谷工リフォーム 工事部 鹿島
電話:
03-3457-7710
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