2004年03月24日

 プロスペクト、日商岩井不動産、長谷工ライブネット、明豊エンタープライズの4社は、共同で賃貸マンションに特化した不動産投資信託(J-REIT)事業に取り組むことに合意いたしました。

 本事業は、総合不動産投資顧問業者であり賃貸マンションに特化したプライベートファンドで豊富な運営実績を有するプロスペクトに、総合不動産デベロッパーである日商岩井不動産と明豊エンタープライズおよび賃貸マンション管理・運営会社である長谷工ライブネットの3社が資本参加するとともに人員を派遣し、各社が有する高度なマンション開発力、豊富な情報収集ネットワーク、不動産管理・運営のノウハウを提供し、賃貸マンションに特化したJ-REIT事業を展開するものです。

 プロスペクトは既に都心のファミリータイプのマンションを中心に150億円規模のプライベートファンドを運用していますが、今後、日商岩井不動産、長谷工グループ、明豊エンタープライズのネットワークを活用して物件取得を加速化させ、400億円規模になった時点で不動産投資法人に物件を売却し上場を図る予定です。プロスペクトは近く投資信託委託業者の許認可申請等の手続に着手し、平成16年度中に投資法人を上場、上場後3年以内に資産規模1,000億円を目標としています。
 プロスペクトは、賃貸マンションの特性を生かした新たな投資商品の開発・供給・運営を目指しています。

 日商岩井不動産及び明豊エンタープライズは一般分譲マンションデベロッパーとしての開発力・実績を生かし、自ら開発する賃貸マンションや提携デベロッパーが開発する賃貸マンションを本J-REITに供給していくことにより、ファンド向け賃貸マンション卸売事業というビジネスモデルの構築を目指します。

 日商岩井不動産は既に本J-REIT事業を視野に入れ、江東区東雲で開発中のワンルームマンション1棟(171戸)をプロスペクトが運用するプライベートファンドに売却し、本年3月竣工後に引渡す予定です。
 明豊エンタープライズも既に保有している賃貸マンション及び開発中のマンションをプロスペクトが運用するプライベートファンドに売却することを検討しています。

 長谷工ライブネットはマンション建設でトップシェアを誇る長谷工コーポレーションのグループ会社として、マンション用地の持ち込みやリーシングに係るマーケティング等マンション事業に必要な各種情報提供を行うとともに、開発段階からのリーシング、竣工後のプロパティマネジメント等の機能を提供していきます。
 長谷工ライブネットは、プロスペクトが新たに取得する2物件についてプロパティマネジメントを受託することを予定しています。

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