2005年04月19日

 長谷工アーベストでは、首都圏在住の団塊Jr*1・団塊Jrネクスト*2世代のモニターを対象にWEBアンケート形式による住意識調査を行いました。その結果、団塊Jrネクストの「持家志向」や「親の持家があっても自分で持家を確保」「最寄駅までの距離・アクセスや間取を重視」などの住意識は、団塊Jrとほぼ同様であることが分かりました。このことから、今後団塊Jrネクスト(約134万人)も団塊Jr(約155万人)のように、分譲マンション市場の牽引役になると考えられます。※3


【持家志向が高く、持家派は90%超】(グラフ1)

 団塊Jr・団塊Jrネクストともに「持家がいい」「どちらかといえば持家がいい」を合わせた『持家派』が90%超と圧倒的に多く、持家志向の高さがみられました。持家・賃貸がいい理由をそれぞれ質問したところ、団塊Jr・団塊Jrネクストともに、ほぼ同じ傾向がみられました。持家を選ぶ理由として、「家賃を払うのがもったいない」「資産になると思う」といった経済的なメリットを感じている人が70%を超え、その他では、住宅の可変性や老後の安心感をメリットとして感じている人が多く見られました。
 賃貸を選ぶ理由としては、住替えの自由度や気軽さなどが挙げられました。「ライフスタイルにあわせて住み替えがしやすい」「収入にあわせて住み替えがしやすい」といった、生活の変化への対応については、団塊Jrネクストの方が、よりメリットを感じています。


【親の持家には戻らない=自分で持家を確保する、という考え方が主流】(グラフ2)

 首都圏に親の持家がある人に対して、将来親の持家に戻る予定の有無を質問したところ、団塊Jr・団塊Jrネクストともに、85%超が「親の持家には戻らない」と回答しています。団塊Jr・団塊Jrネクストともに、自分で持家を確保するという考え方が主流となっています。


【立地についての重視度が高く、住替えのきっかけは現住居の狭さや住環境への不満】(グラフ3、グラフ4)

 団塊Jr・団塊Jrネクストともに、住まいに関して重視するポイントの傾向はほぼ同様で、「最寄駅までの距離・アクセス」「間取(各部屋の配置や広さ)」が上位となりました。
 また住替えのきっかけについても、団塊Jr・団塊Jrネクストともに「もっと広い住まいに住みたい」を挙げた人が約40%と最も多くなっています。また「もっと環境が良いところに住みたい」も上位となっており、現住居の狭さ・住環境への不満が住替えを促進していることが分かりました。 自身の都合では、団塊Jrネクストが「子供の誕生・成長」を最も多く回答しています。これは団塊Jrネクストの方が子供を望む声が高いことが原因と考えられます。

※1 団塊Jr(ジュニア)=1970~1974年生まれ
※2 団塊Jrネクスト=団塊Jrの次世代層:1975~1979年生まれを指す
※3 平成12年国勢調査を基に2004年を推計。首都圏に住む男性の人口。

【長谷工アーベスト 団塊Jr・団塊Jrネクスト世代の住意識調査】

調査対象 首都圏在住の25~34歳の夫婦2人家族
※調査時年齢:団塊Jr 30~34歳、団塊Jrネクスト 25~29歳
調査手法 インターネットアンケート
調査実施日 2004年11月13日アンケートメール配信、11月17日締切
分析有効件数 団塊Jr/408件、団塊Jrネクスト/325件

Q 住まいは「持家」「賃貸」どちらがいいとお考えですか?(グラフ1)


Q 首都圏の親の持家に戻る(住む)予定はありますか?(グラフ2)

(親が首都圏に居住かつ持家の方を対象)


Q 住まいに関して重視するポイントはどの様な事ですか?(グラフ3)


Q 住替えのきっかけ・理由はどの様な事ですか?(グラフ4)

(団塊Jr N=264237、団塊Jrネクスト N=237)

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