2008年12月19日
長谷工コーポレーションは、『HND杭工法(※1)』による場所打ちコンクリート拡底杭の形状寸法・強度及び施工管理装置について、新たに財団法人日本建築センターの評定(BCJ評定-FD0329-01)を共同取得しました。
今回評定を取得した『HND杭工法』ではコンクリート強度の上限を引き上げ、拡底率(※2)の大きな "HND拡底バケット"の機種を追加しました。これにより、杭の軸部径が従来より細くても同等の支持力が得られ、コンクリート量や掘削土量、孔壁崩壊を防止するための安定液を削減した経済的な杭の設計・施工が可能になりました。また"拡底部の施工管理装置"を開発し、施工品質の向上と信頼性確保を図っています。
今後、当社が設計・施工する新築分譲マンションに積極的に採用してまいります。
【特徴】
1.経済的な杭の設計・施工
コンクリート強度を高め、拡底率を大きくすることで軸部径が従来より細くても同等の支持力が得られる経済的な杭を設計・施工することが可能になりました。コンクリート量や掘削土量、孔壁崩壊を防止するための安定液の量を削減することができ、経済的でかつ環境にも配慮しています。
2.経済的な杭の設計・施工
より高い施工品質の確保を目指し、拡底部の施工管理装置を開発。同時に装置自体の耐久性も向上。
(※1)HND杭工法
杭の軸部を掘削機(アースドリル機)により所定の支持層深度まで掘削した後、杭の孔底部を"HND拡底バケット"を用いて拡大掘削することによって場所打ちコンクリート拡底杭を構築する工法。平成元年にBCJ-F522、平成3年にはBCJ-F522(追2)として評定を取得し、これまで数多くの施工実績をもつ
【従来のHND杭工法との比較(一例)】
(杭長40M、拡底部径を3500mmで試験した場合)
【共同開発会社】
日興基礎株式会社(本社:東京都港区、社長:佐藤 裕治)
大亜ソイル株式会社(本社:東京都中央区、社長:豊島 徹)
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