2020年12月22日

 長谷工コーポレーションは、「HASEKOバリューアップ活動」が30周年を迎えるにあたり、協力会社である東京建栄会と連携し、記念動画を制作しました。
「HASEKOバリューアップ活動」は、躯体・設備・外構・内装・外装の5部会からなる施工品質向上部門、建設作業所の安全、所員の健康、環境配慮、DXによる作業効率化などを推進する価値創造部門と安全推進部門が協力して勉強会や情報交換会等を実施し、技術とノウハウの継承・浸透を図るものです。1991年、消費者ニーズの多様化に伴い、複雑な形状をした建物の少量・多品種型生産対応が求められ、特に前工程・後工程の調整など、現場での連携作業が重要になったことを背景に開始されました。
 活動から30周年を記念して制作した動画では、前半でこれまでの活動を再現ドラマで振り返るとともに、当社役員幹部による回想インタビューと今後の活動に対する期待を込めたメッセージを伝えています。後半は「そしてNext Stageへ」と題して、デジタル技術の活用目的・展開を紹介することで意識改革を促し、さらに今年度より開始した中期経営計画「HASEKO Next Stage Plan」(略称:NS計画)の重点戦略の1つに掲げるDX推進の方向性と展望を示しています。
 今後も、協力会社との連携をより一層強固なものとし、施工品質と生産性、コストパフォーマンスを向上することで、価値の高いモノづくりを実現してまいります。

  【「HASEKOバリューアップ活動」30周年記念動画 概要】
■タイトル:「螺旋(らせん)の如く~常に原点を忘れることなく~」
■企画:長谷工コーポレーション、東京建栄会
■制作協力:㈱トランス・デュース、㈱テクノクラフト・インターナショナル、東京建栄会、東京安全協力会、Value Up活動委員会
■出演者:長谷工コーポレーション役職員、東京建栄会幹事会社役職員等 
■動画公開対象:当社並びに東京建栄会、東京安全協力会の関係者 ※一般には非公開です 

■動画構成(約50分):
前半:バリューアップ活動これまでの歩み
[創生・試行錯誤の時代]1991年~
バリューアップ活動の前身である「自主管理活動」の誕生と試行錯誤の時代を、再現ドラマと当時の東京建栄会副幹事長インタビューで振り返ります。

[左:東京建栄会幹部会議、右:当時の東京建栄会副幹事長]

[目覚め・飛躍の時代]2001年~
建設作業所におけるIT技術の普及、環境問題への取り組みなど、新たな課題認識のもと「自主管理活動」はさらに発展。2009年に、建設作業所における意識統一を目的に開催していた「職長会会長連絡会」を「品質管理活動報告会」へと発展的に移行した経緯や、2016年に「バリューアップ活動」への名称変更に至る思いを紹介します。今後の活動に対する期待を込めた役員幹部のメッセージで前半を締めくくります。  

[左:第1回品質管理活動報告会、右:作業効率手法の模索]

後半:そしてNext Stageへ 
情報技術が加速度的に進歩する中、施工におけるBIMの推進やIT・デジタル技術、ICT機器の活用展開と目的を示し、意識改革を促します。今年度より開始した5か年の中期経営計画(NS計画)のもと、バリューアップ活動がこれら最先端技術の導入により生産技術力の革新に取り組むことを宣言。 当社社長 池上一夫は単独インタビューで、建栄会の協力が企業価値向上に大きく貢献したとして、改めて感謝を述べるとともに、当社のDXが目指す姿を示し、「質の高い豊かな暮らしの提供」を共に目指していこうと語りました。 

[右:代表取締役社長 池上一夫]

【「HASEKOバリューアップ活動」概要】

■1991年、東京建栄会の発案により、①責任施工の範囲の明確化、②作業効率の向上、③より高い安全性の確保、④各業者間のコミュニケーション円滑化を目的に「自主管理活動」を開始。情報共有・勉強会、そして活発な意見交換などを通して、職長・職方の自発的な作業改善と各工種の連携強化を進めました。
■2016年、「自主管理活動」25周年を機に「バリューアップ活動」に名称変更。現在は業界全体の課題ともいえる「働き方改革」へ向けた活動を定着させる為、先端技術の活用による業務効率化や、更なる生産性の向上への取り組み等を推進しています。なお活動の成果については、年に1回開催される「バリューアップ活動報告会」にて共有され、更なる「継承」・「浸透」・「連携」を図っています。
■バリューアップ活動委員会の組織体制

【協力会社組織「建栄会」概要】

1963年に東京・大阪のそれぞれに協力会社の会員組織「長栄会」が発足し、労働安全管理体制の確立、技術の向上・革新に取り組み、長谷工品質を支えてきました。その後、数度にわたる組織変更や名称変更を経て、「東京建栄会」「関西建栄会」「東京安全協力会」「関西安全協力会」に改編し、2014年には「東海建栄会」も発足。長谷工コーポレーションの設計部門、建設部門、技術推進部門とともに、「四位一体」となって、精度の高いマンションづくりを担っています。
※会員数:東京建栄会148社、関西建栄会88社、東海建栄会54社(2020年12月時点)

Get ADOBE® READER®
PDFファイルをご覧いただくためには、
Adobe Readerが必要です。