2022年07月21日

 ㈱長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、社長:池上 一夫)は、建築を志す若手の人材育成を目的に、学生を対象とした第16回『長谷工 住まいのデザインコンペティション』を実施します。
 本デザインコンペティションは社会貢献活動の一環として2007年から継続して実施しており、毎回、社会課題や世相を反映したテーマを設定し、学生ならではの発想豊かなデザイン提案を全国より募集しています。
 今回のテーマは「循環する集合住宅」です。新型コロナウイルスの影響、ロシアの軍事侵攻、地球温暖化に伴う自然災害などに対し、さまざまな観点から「環境」を考えるのが今回の課題です。2020年に日本国内では「2050年カーボンニュートラル宣言」が表明され、CO2削減の取り組みのひとつとしてZEH-M※が注目されています。しかし、太陽光発電や木材利用といった対症療法や、リサイクル、省エネといった切り口だけでなく、ものや人やエネルギーも含めた「循環」を考えることで、これからの社会に応えるサステナブルなアイデアが生まれるのではないでしょうか。環境に応える新しい可能性を模索できるような集合住宅を提案していただきます。1次審査を通過した上位4案に対して公開の2次審査を行い最優秀賞を決定します。

※ZEH-M(net Zero Energy House Mansion):高断熱、高性能設備で室内環境の質を維持し、省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギー等を導入することで、1年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロ(またはゼロに近づける)住宅。   

(1)第16回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」概要
[課題]循環する集合住宅
[応募資格]2022年12月31日時点で学生であること
※大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校(各種学校)など
※複数人で応募する場合は全員上記に該当のこと
[賞金]最優秀賞1点100万円/優秀賞3点各50万円/佳作10点各10万円
[登録・作品提出締切]2022年10月31日(月)必着 ※送付のみ受付、バイク便不可
[登録方法]デザインコンペティションホームページから
[1次審査]2022年11月中旬
[公開2次審査・表彰式]2022年12月10日(土)
[最終結果発表]『新建築』2023年2月号および当コンペティションホームページにて
[主催]㈱長谷工コーポレーション
[後援]㈱新建築社
[審査委員]
《審査委員長》
隈研吾 (建築家・東京大学特別教授 名誉教授)
《審査委員》
乾久美子(乾久美子建築設計事務所代表・横浜国立大学大学院 Y-GSA教授)
藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)
布施谷成司(長谷工コーポレーション常務執行役員)
《ゲスト審査委員》
宮田裕章(慶応義塾大学教授)
ホームページ:https://shinkenchiku.net/haseko/2022/

(2)第15回 「長谷工住まいのデザインコンペティション」結果
   
課  題:「狩猟採集の集合住宅」  登録総数:393件 応募総数:182点
 
【最優秀賞】(1点)
「暮らしの結び目をほどく環境帯」小宮田麻理(近畿大学)
【優秀賞】(3点)
  「個の自律性と他者との共有性の間を調停する棲み家」篠田恭椰 鈴木悠(信州大学大学院)
  「リスのように住まう」柳雄貴(九州大学大学院)
  「渡る親子は育場借(いくばかり)」鈴木駿介 井上了太※ 相原健都 牛尾晃子
                                                       長田岳大 菊田康平(日本大学、 ※日本大学大学院)
【佳作】(10点) 
 
[最優秀賞「暮らしの結び目をほどく環境帯」]
Get ADOBE® READER®
PDFファイルをご覧いただくためには、
Adobe Readerが必要です。