私たちの事業活動は、豊かな自然環境のうえに成り立っています。汚染予防、自然と生態系への配慮に努めるとともに、その回復にも貢献していきます。
長谷工グループは、「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」をグループ理念に掲げ、企業活動を行っています。人や企業は、自然環境からの様々な恵みを享受していることを認識し、生物多様性に配慮した企業活動を行うことにより、この保全並びに改善に資するよう努め、より快適で持続可能な地球環境を目指して参ります。
TNFD提言に基づく開示については、以下をご参照ください。
「生物多様性のための30by30アライアンス」(事務局:環境省)とは、2030年までに陸域・海域の30%以上を健全な生態系として保全するという国際目標「30by30」の達成に向け、企業・自治体・団体などの有志が連携する枠組みです。当社は2022年11月に「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加しました。本アライアンスへの参加を通じ、30by30目標達成に貢献すべく、今後も生物多様性の保全の取り組みをより一層推進していきます。

長谷工テクニカルセンターは、17,662㎡の敷地に3 棟の施設を配置し、地上部と屋上緑化で8,030㎡の緑地を確保しています。南側の緑地では鳥が好む花や実のなる在来種の樹木を植栽しました。中央部にはビオトープを設け、近隣の小川から採捕したアブラハヤやミナミメダカを池に放流しました。2018年3月の竣工以来実施しているモニタリング調査では、多くのいきものが確認でき、この地に新たに創出された緑地が生物多様性の確保に寄与し、多摩丘陵の生態系ネットワークの一助となっていることが確認できました。 長谷工テクニカルセンターでの取り組みで得た知見は、マンションにおける緑地創出や、生物多様性の確保を意識した管理運営に活かしています。

長谷工テクニカルセンターは、生物多様性の価値を有し、民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域として、「自然共生サイト」に認定されています。また、OECM※として国際データベースに登録されました。

一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)では、自然と人の共生を企業活動において促進することを目的とし、企業の施設(工場、オフィスビル、商業施設、集合住宅等)の生物多様性に配慮した緑地づくりや管理‧利用などを「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」として評価‧認証しています。
当社では、生物多様性の保全と自然共生社会の実現に向けた取り組みの一環として、緑地計画等において生物多様性への配慮を推進しており、2025年度は9件でABINC認証を取得しました。
今後も自然共生に配慮した提案を通じて、都市における自然環境の保全・再生に貢献していきます。
「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得した当社設計・施工事例については、下記のサイトをご参照ください。

長谷工グループでは、「長谷工グループ生物多様性行動指針」に則り、従業員のボランティアによる生物多様性を育み、守る活動を継続して実施しています。
「長谷工の森林」プロジェクトは2017年2月に迎えた80周年記念事業の一環で、“社会貢献”“未来志向”“地域との連携”をテーマに長野県茅野市、和歌山県田辺市の2拠点で森林保全・整備活動を行っています。地域の皆さまとともに、グループ全体で積極的に取り組んでいきます。
長野県茅野市の「長谷工の森林」は、2017年に活動をスタートしました。面積は約13haで、七ヶ耕地財産区をはじめ長野県林務部、諏訪地域振興局の協力のもと、社員‧家族の手で間伐を中心とした整備活動を継続的に行うことで森林保全に努めています。活動をきっかけとして、地域の皆さまとの交流や、社員や家族が自然環境について学び、親しむ機会にもなっています。
第10回となる2026年度は長谷工グループ社員とその家族を含む82名が参加し、小木の伐採や倒木の片付けなどの森林整備活動を行いました。
和歌山県田辺市の「長谷工の森林」は、2018年に「長谷工の森林」プロジェクト第2弾として活動をスタートしました。面積は約3haで、中辺路町森林組合をはじめ地域の皆さまの協力のもと、社員‧家族の手で植樹や下草刈りを中心とした整備活動を継続的に行うことで森林保全に努めています。活動をきっかけとして、地域の皆さまとの交流や、社員や家族が自然環境について学び、親しむ機会にもなっています。
第6回となる2025年度は長谷工グループ社員とその家族を含む65名が参加し、歩道整備やウバメガシやアラカシなどの苗木を700本植える活動を行いました。また、労働組合の結成40周年を記念した植樹も実施しました。
「一般社団法人 樹木医甚兵衛」は、和歌山紀南地方でクマノザクラ※をはじめとした自然環境の保護・保全活動を行っている団体です。
当社は、絶滅の恐れがあるクマノザクラを、ぜひ地元で存続させたいという想いや、本団体が行う環境保全活動全般に賛同し、スポンサー協賛しています。
また2022年には、社有保養所である「南紀白浜ブランシェラリゾート」の敷地内に、6本のクマノザクラの苗木の植樹を行いました。このクマノザクラを後世に遺していくため、良好な環境下で苗木を大切に守りながら、環境保護・保全活動に努めるとともに、地域貢献に寄与していきます。

東京都が指定する保全地域において、都・NPO法人・企業が連携して行う自然環境保全活動「東京グリーンシップ・アクション」に2012年から参加しています。長谷工グループでは、「清瀬松山緑地保全地域」「八王子滝山里山保全地域」において活動を行っています。
清瀬松山緑地保全地域は、清瀬市の南西部に位置する平坦な地域で、市街地の中では希少となったアカマツを主体とする雑木林などが広がっています。長谷工グループでは、草刈り、笹刈り、落枝・落木整理や木柵交換などの保全活動を行っています。
2025年度は11月に長谷工グループとして13回目となる緑地保全活動を実施しました。長谷工グループ社員及びその家族36名が参加し、東京都環境局とNPO法人自然環境アカデミー、清瀬の自然を守る会の協力のもと、自然観察を通じて自然や生物多様性について学んだ後、草・笹刈り、除伐・落枝整理、落ち葉や木の実を使ってのクリスマスリースづくりを行いました。
八王子滝山里山保全地域は八王子市の北東部に位置する里山で、田んぼや湧水、雑木林や竹林などが広がる樹林地が一体となって残されています。長谷工グループでは2013年~2022年の間、自然観察を通じて里山の自然や生物多様性について学んだり、樹木や竹の伐採、下草刈り、道づくり、池の整備などの保全活動を行いました。
多摩市との共催にて、長谷工テクニカルセンターに設置されているビオトープや自然豊かな周辺の公園で植物や動物を観察することを通じて、里山と雑木林、生き物の繋がりなど生物多様性について学習するイベントを、多摩市在住の小学生とその保護者を対象に開催しています。2025年度に開催した「第6回いきもの発見in多摩」では、「初夏の動植物」をテーマにした自然観察と、パルテノン多摩の特別展「多摩市の生きもの大集合!」の見学を行いました。お子様とその保護者4組10名(うち子ども5名)に参加いただき、「よく通る道でもじっくり観察すると沢山の動植物がいることを実感でき、改めて地元の自然について色々と知ることが出来た。」「パルテノン多摩の特別展は、標本が沢山あり子どもも喜んでくれてよかった」との声が寄せられました。
藤前干潟は、多くの渡り鳥が訪れる国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。プラスチックによる海洋汚染が世界的な課題として大きな話題となっていますが、藤前干潟周辺でも、大量のプラスチックごみの長期残留が深刻な問題となっています。
長谷工グループ東海地区の社員および協力会社社員は、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会主催の「藤前干潟クリーン大作戦」に参加しています。本活動は、名古屋市港区と飛島村にあるラムサール条約登録湿地の「藤前干潟」において、2004年秋より、春と秋の年2回、市民団体や地元住民、教育機関、企業、行政などと協力して行っている大規模な清掃活動です。長谷工グループは2017年より継続的に参加しており、今回で春・秋合わせて15回目となります。
活動当日は、岸辺に漂着したペットボトルやビニール袋などのごみ回収を実施し、参加者からは「ペットボトルやインスタント食品の容器など使い捨てのプラスチックごみが非常に目立った。使い捨て社会から脱却しなければ豊かな海は守れないと感じた」との声が寄せられました。
「明日香村プロジェクト」を推進する奈良県明日香村において、2023年度より生物多様性保全活動をスタートしました。第3回となる2025年度は11月に開催し、長谷工グループ社員およびその家族33名が参加し、明日香村酒船石(さかふねいし)周辺において、竹林伐採・下草刈りなどを行いました。今後も明日香村での生物多様性保全活動を継続し、明日香村の地域活性のためにも様々な活動に取り組んでいきます。
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