ダイバーシティ&インクルージョン・労働環境

ダイバーシティ&インクルージョン:基本的な考え方・方針

「個性活躍」をキーワードに、多様なバックグラウンドを持つ従業員が、能力を最大限発揮できる環境や制度づくりを推進していきます。

長谷工グループ ダイバーシティ&インクルージョン推進方針

長谷工グループの競争力の源泉は「人材」であり、これまでも、多様な職種の、多様な人材が、「住まいと暮らし」への想いを共有しビジネスモデルへと進化させてきました。 一人ひとりが、長谷工グループの社員として、今後も5つの「行動指針*」を実践し続けると共に、「個性活躍」をキーワードに、人種、国籍、出生、信条、宗教、性的指向、ジェンダーアイデンティティ、年齢、障がいの有無等に関わりなく、様々な価値観や考え方、個性や能力を発揮しながら、更なる企業価値の向上を目指して参ります。

【目指す姿】

  1. 様々な社会の変化に対応しながら、社員一人ひとりが働きがいをもって活躍する 環境づくりを進めること。
  2. 多様なグループ人材のコラボレーションが生みだす発想を、長谷工グループが 提供する暮らし・生活への付加価値へと繋げていくこと。
  3. 多様な人材の確保を推進するべく、仕事と家庭の両立支援をはじめとする環境の整備と活躍できる職場・職域の拡大を図っていくこと。

2023年4月14日策定
2023年6月29日改訂

取り組み目標

◎:中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」におけるKPI

指標 目標数値
新卒採用における女性採用比率 30%
女性社員比率 30%以上
◎女性管理職比率 12%(2030年度)
男性労働者の育児参加制度利用率 100%
男性労働者の育児休業取得率 50%
障がい者雇用率 2.5%
  • 育児休業と配偶者出産休暇の取得率

実績数値は、ESGデータをご参照ください。

取り組み

多様な人材の活躍

長谷工グループ並びに協力会社には多様なバックグラウンドを持つ社員が働いています。これらの人材が能力を最大限発揮できる環境や制度づくりを推進しています。

多様な人材の活躍を支える主な制度・取り組み
個性活躍
  • 全従業員対象(派遣社員含む)D&I eラーニング
  • 管理職を対象としたD&I研修(アンコンシャスバイアス・心理的安全性 等)
女性活躍
  • 職種別 女性社員交流会
  • 女性特有の健康課題に関する研修
  • 産前産後、復帰前後のフォロープログラム
障がい者活躍支援
  • 特例子会社長谷工システムズによる採用・定着サポート
  • 通院休暇・バリアフリー設備
  • 障がい者スタッフと社員との接点として「HASEKOマルシェ」「サテライトオフィス説明会」の実施
外国籍人材の活躍
  • 「グローバル・ワーカーズ・ミーティング」の実施(建設作業所における外国籍スタッフと日本人スタッフによる座談会)
シニア人材の活躍
  • 定年再雇用制度
  • 「私の履歴書」の執筆研修

女性の活躍推進

長谷工グループでは、性別によらず全ての社員に公平に活躍の機会を提供することを目指しています。
長谷工コーポレーションは、「女性活躍推進法」及び「次世代育成支援対策推進法」の両法に基づく一般事業主行動計画を以下の通り策定し、公表しています。女性も長く活躍できる職場環境を整備し、誰もが働きやすい職場づくりを目指します。

次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画

女性の活躍推進と両立支援制度の充実により、誰もが個々の能力を十分に発揮できる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。

株式会社長谷工コーポレーション一般事業主行動計画

計画期間

2025年4月1日 ~ 2028年3月31日

内容

【目標1】 2027年度末までに女性管理職比率5.5%とする。

<取組内容>

  • 役職任用の基準を整理し、能力・貢献度に応じた任用を進める。
  • 女性社員同士の繋がりや多様なロールモデルとの交流を通し、キャリア形成のサポートを実施する。
  • 女性管理職候補者層を対象とした育成に加え、選抜型研修において積極的に人選する。

【目標2】 女性採用比率を30%以上とする。

<取組内容>

  • 新卒採用における女性採用比率の目標を設定し、積極的に採用を行う。
  • 技術系女子学生の採用に向け、新卒サイトの充実を図るとともに、女性が働く現場見学会や女性社員との面談の機会を増やしていく。

【目標3】 各月ごとの平均法定時間外・休日労働時間を45時間未満とする。

<取組内容>

  • 生産性向上活動(MOSt活動)等の長時間労働を改善する取組みを実施する。
  • ワークライフバランス支援制度の拡充・利用促進と、業務内容・職場実態に即した適切な制度運用を進める。
  • 休暇を取得しやすい制度企画・風土醸成を通し、メリハリのある働き方を実現する。

【目標4】 男性育児参加制度(育児休業および配偶者出産休暇)取得率を100%とする。

<取組内容>

  • 育児休業取得を促進するための制度企画と取組みを進める。
  • 育児休業取得対象者のコミュニティ形成を行う。

グループ全体での女性活躍の取り組み

長谷工グループでは業界に先駆けて、女性の積極的な登用を進めてきました。現在では、事業企画、開発推進、設計、施工、販売、インテリア内装、そして管理までマンションライフづくりのすべてのフィールドで活躍しています。
女性社員比率の向上に向け、女性社員の積極的な採用や、女性社員交流会、女性社員を対象とした研修、産前産後・復帰前後のフォロープログラムなど、様々な定着施策を実施しています。今後も現状の女性管理職比率の実績を伸ばす事を目標に、中核社員の育成に注力し、積極的な登用を促進していきます。

女性従業員比率及び女性管理職比率の推移

職種別女性社員交流会の実施

「女性も長く働ける職場環境をつくっていく」ためのネットワーク形成、働き方・職場環境における課題解決等を目的に、長谷工グループ各社・各部門において女性社員同士の研修や交流会を実施しています。女性同士のネットワークを広げ、多様なロールモデルを知る機会となっており、キャリアについて考えるきっかけや、働くうえでの安心感を得られる場となっています。

建設部門「女性所員研修会」の様子
建設部門「女性所員研修会」の様子

外部からの評価・表彰

「くるみん認定」を取得

長谷工グループ6社は2025年度、次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート企業」として厚生労働省大臣の認定(くるみん認定)を取得しました。

  • 長谷工コーポレーション
  • 長谷工不動産ホールディングス
  • 長谷工不動産
  • 総合地所
  • 長谷工リアルエステート
  • 長谷工シニアウェルデザイン
「えるぼし認定」を取得

長谷工コーポレーションは2024年、厚生労働省が定める女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」において、「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5つの評価項目で全ての基準を満たし、最高位である3つ星(3段階目)を取得しました。
また、長谷工リフォームにおいても、2つ星(2段階目)を獲得しました。

令和3年度「なでしこ銘柄」に選定

長谷工コーポレーションは、「女性活躍推進」に優れた上場企業として、経済産業省が東京証券取引所と共同で主催する、令和3年度「なでしこ銘柄」に選定されました。

両立支援に関する諸制度

育児・介護等との両立支援制度

社員が出産や育児、介護といったライフイベントと仕事と両立しながら自分らしく活躍できる職場環境を目指して、両立をサポートする制度の拡充と利用促進に努めています。
育児休業‧育児時短は法定を上回る基準とし、育児休業は最大3歳まで、育児時短は小学校3年生まで取得可能としています。また、休業時の不安払拭や今後のキャリアについてサポートするため、休業前や休業中、復職後に人事担当者との面談機会を設け、社内制度や育児休業に伴う諸手続きに関する説明や復職後の働き方についてのヒアリングを行うとともに、休業中も社内情報を共有できる環境を整えています。
2019年4月には、子育てを理由として一子(3歳未満)につき10日間有給休暇を取得することができる「こども休暇」、配偶者の出産の立ち会いに1日有給休暇を取得できる「配偶者出産休暇」、年5日分まで1時間毎に有給休暇が取得できる「時間単位年休」など独自の制度を新設‧運用し、両立をサポートする制度を拡充しました。さらに、男性の育児参画を推進するため、グループ全体における男性育児参加制度(育児休業および配偶者出産休暇)取得率100%を目標に取り組んでいます。
介護との両立に関しては、2024年4月より介護休業を通算1年の範囲で分割取得を、介護休暇を介護家族1人に対し年間50日の取得を可能としました。あわせて、社員向けの「介護ポータルサイト」を開設し、介護に関する情報を一元化するとともに相談窓口を設置するなどサポート体制を強化しました。
今後も社内報や社内ポータルサイト等を通じた情報発信に加え、個別の制度説明・制度利用意向のヒアリングにより、理解と利用を促進することで、働きやすい環境づくりにつなげていきます。

主な制度・取り組み

  • 育児休業制度(最大3歳まで)
  • 配偶者出産休暇 ・育児休業の一部有給化
  • こども休暇・短時間勤務制度(小学校3年生まで)
  • 介護休業制度(通算1年の範囲で分割可)
  • 介護休暇制度(介護家族1人に対し年間50日)
  • 時間単位年休・在宅勤務・時差出勤
  • 職掌転換制度・再雇用制度
  • イクボス宣言や社内報による事例紹介 など

各制度の取得実績等は、ESGデータをご参照ください。

障がい者雇用の促進

長谷工グループでは、障がい者とともに働く職場の実現に向けて、障がい者雇用の継続的な促進に取り組んでいます。
長谷工コーポレーションは特例子会社として1991年に長谷工システムズを設立し、2009年には「関係会社特例制度(グループ適用)」 の認定を受けました。2025年6月1日現在の障がい者雇用率は2.54%となっています。

長谷工システムズでの取り組み

1991年に設立した長谷工システムズは、「健常者と障がい者がともに働きながら、社会に貢献する」ことをスローガンに掲げ、オフィスサービス、ストレージ、デジタルソリューション、レンタルリース、保険サービスなど多様な事業を展開しています。
2017年には知的障がい者の新たな職域として「柏ファーム」「船橋ファーム」の貸農園運営をスタート、2020年以降は精神障がい者の新たな職域として「丸の内」「三鷹」「川越」「大阪」などにバックオフィス業務を委託するサテライトオフィスを設置しました。
今後も障がい者が活躍できる場を増やし、「健常者と障がい者が個性と能力を発揮し、チームワークによりお客様に信頼、快適、安心をお届けし、かけがえのない会社になる」ことを目指していきます。

オフィスでの業務の様子
オフィスでの業務の様子
ファームでの作業の様子
ファームでの作業の様子

「柏ファーム」「船橋ファーム」で生産した野菜をこども食堂へ寄付

長谷工システムズでは、子供たちに野菜や生産者について知ってもらえるよう、「柏ファーム」「船橋ファーム」で生産した野菜や、船橋ファーム勤務者が中心となって作成した絵本を地域のこども食堂へ寄付する活動を行っています。

外国人人材の活躍

長谷工コーポレーションでは現在、米国本土・ハワイ・ベトナムで海外事業を展開しています。進出にあたっては、現地に駐在員事務所を設置し、日本から社員が赴任するとともに、現地スタッフを採用しており、今後も現地雇用を積極的に行っていきます。それぞれの土地で異なる考え方や文化、仕事の進め方をお互いに理解し合い、事業を成功へと導いています。

ハワイでの打合せの様子
ハワイでの打合せの様子
ベトナムでの現場の様子
ベトナムでの現場の様子

シニア人材の活躍

少子高齢化時代への取り組みとして、永続企業としての「新入社員の確保‧早期育成」と「高齢者の豊富な経験‧技術‧ノウハウの継続活用」は重要と考えています。長谷工グループでは、高齢化社会に対応した法制の動向、人材の有効活用等の観点から、2005年に定年年齢を60歳から65歳へ引き上げ、いち早く高齢者活躍促進に取り組んでおり、2025年3月末現在、320名が定年退職以降も活躍しています。
マンション管理事業においては、数多くの人生経験豊富なシニア層6,195名(2025年4月現在)がライフマネージャー(管理員)として、マンションの管理‧居住者の生活サポート役として活躍しています。
また、2014年に「60歳研修」を導入しました。研修では自身の企業人生を振り返り、自分のキャリアの活かし方、後進に何を残すことができるか、後進指導にどう役立てるかを考える機会を設けています。定年までの5年間についても、本業並びに後進育成にモチベーション高く向き合えるようサポートしています。

社員インタビュー

長谷工グループは、働く社員の多様性を尊重し、それぞれが個性を活かして働ける環境づくりを進めています。
「長谷工らしく」はつらつと働くグループ社員へのインタビューを実施しました。

日本とベトナムの架け橋になり
企業の労働力不足の解消に役立ちたい

長谷工ジョブクリエイト/海外人材サポート部
チャン ティ トゥイ ズン

2021年に長谷工ジョブクリエイトに入社し、現在は海外人材サポート部で業務にあたっています。入社以来、特定技能制度の登録支援機関として、介護業界における特定技能ベトナム人の求職者募集活動および支援活動、求人企業との折衝・人材の推薦、特定技能ビザへの変更申請などの業務に携わっています。最近では建設業界における海外人材ニーズの高まりを受け、建設業界にも業務の幅を広げています。
もともとベトナムの実家近くに日本企業が多く、小さい頃から日本文化に親しんでいたことから日本のことが好きになり、日本語を学び始めました。日本とベトナムの架け橋になり、特定技能ベトナム人と受入れ企業の双方の役に立ちたいという強い思いを持っています。日本語とベトナム語を駆使しながら、ベトナム求職者と日本の受入れ企業の双方に適切な情報伝達を行って支援していくのは、非常に楽しくやりがいを感じています。
日本とベトナムは同じアジアの国ですが、文化は異なります。特定技能実習生に対しては入社時に、遅刻をしない、朝出社したら挨拶をするなど、日本人にとっては基本的なことを丁寧に教え、そうした習慣が周りと良好な関係を築くうえで大切なのだと伝えています。互いに相手の文化を尊重し、受け入れていくという姿勢が大事なのです。
これからチャレンジしたいのは、受入れ企業の海外人材採用ニーズに応えられるよう、もっと営業活動に力を入れ、提案資料の作成をさらにブラッシュアップし、受入れ企業の理解が進むようにすること。現在、長谷工ジョブクリエイトでは61名の特定技能ベトナム人の支援を行っていますが、目標は毎年100名を採用すること。チャンスは多く頂いているので積極的に取り組み、企業の労働力不足の解消に役立ちたいと意気込んでいます。

  • 所属・役職は取材当時(2024年9月)のものです。

理解促進と実践に向けた取り組み

D&Iへの理解促進と実践に向け、一人ひとりが「個性活躍」について考えることでよりよい職場づくりに繋げることを目的に、以下の取り組みを行っています。

社内ポータルサイト「みんなでつくる 働いていたい場所」による情報発信

D&I推進を目的とした情報発信拡充の施策として、社内ポータルサイト「みんなでつくる 働いていたい場所」を運営しています。経営トップによるメッセージの発信をはじめとして、多様な働き方のロールモデルや出産・育児・介護等に関する各種制度の紹介など、様々なキャリアサポート情報を掲載するとともに意見共有の場を提供しています。本ポータルサイトの運営を通じて、社員が主体となって「長く働ける環境づくり」に参加することを促していきます。

2024年度の取り組み

eラーニングの実施

D&Iの基本知識や無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)への理解を深めるため、派遣社員を含む全従業員向けにeラーニングを実施。日常業務での実践を促します。

D&I研修の開催

部長以上の管理職を対象に、D&Iの組織運営への活用や多様な人材のマネジメントをテーマとした研修を実施。リーダーとしての意識と行動変容を支援します。

働きやすい環境づくり(労働環境):基本的な考え方・方針

一人ひとりの社員が持てる能力‧技術を最大限に発揮して活躍するためには、社員の努力だけでなく、働きやすい職場の実現や、生産性の向上に向けた会社のサポートも不可欠です。長谷工グループでは、業務改革や生産性の向上、時間外勤務の縮減、休日‧休暇取得等の実現を目指した「MOSt(モス)活動」に加え、グループ各社‧各部門で自発的な取り組みを進め、過重労働の防止に努めるとともに、働きやすい環境づくりを 目指した活動を推進しています。

取り組み目標

◎:中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」におけるKPI

指標 目標数値
◎4週8閉所実施率 100%(2027年度)
4週8休(年間104日休日)実施率 100%
  • 長谷工コーポレーションの目標

実績数値は、ESGデータ集をご参照ください。

取り組み

グループ全体で職場環境の改善を目指す「MOSt(モス)活動」

長谷工グループでは心身の充実を図り、能力を発揮できる業務環境の創出を目指して、2005年度より「MOSt活動」を展開しています。「MOSt」は「Move On Step」の頭文字をとったもので、「一歩ずつ地道に活動する」という思いが込められています。
「MOSt活動」の具体的な推進については、長谷工コーポレーションの各部門やグループ内の各会社毎に組成した委員会が中心となっています。労使それぞれの立場から選出された委員が、自らの職場特有のテーマ・課題を設定して、解決策を検討・実践しています。それぞれの活動状況は各委員会の事務局間で定期的に共有を行っているので、効果の高い施策は随時水平展開され、グループ全体の職場環境の改善にもつながっています。

2024年度の取り組み

2024年度は、「心身のリフレッシュで、最高のパフォーマンスを!」をスローガンに掲げて活動をスタート。
長谷工コーポレーション各部門及びグループ各社それぞれの委員会の実情に応じたITツールの活用や役職員への意識啓発活動などにより、生産性向上・業務効率化を推進しました。
各委員会を中心とした活動以外にも、グループ全体にわたる活動として、自身の業務の繁閑に応じて仕事の節目に休暇取得や定時での帰宅を推奨する「マイ・インターバル」や、グループ統一ノー残業デー(年2回)、会社・部門毎に実施する部門早帰りデー、生成AI活用勉強会などの活動を行いました。
また、各委員会の活動内容の共有・水平展開、役職員の意識啓発を目的としたMOStレポートの発行(月1回の頻度で発行)を行いました。

「マイインターバル」の実施
「マイインターバル」の実施
「グループ統一ノー残業デー」啓発ポスター
「グループ統一ノー残業デー」啓発ポスター
月1回「MOStレポート」を発行
月1回「MOStレポート」を発行

建設作業所4週8閉所の実現

日建連では「週休二日制推進本部」を設置して「週休二日実現行動計画」を定めています。4週8閉所に対する業界全体での目標との乖離があり、時間外労働時間の上限制限適用の課題解消のため、また加えて夏場の酷暑による労務の伸び悩みは休暇を多く取得することで生産性向上が見込め、熱中症予防にも効果があるため、2024年7月から9月の3カ月間を完全週休二日促進期間と定め、各社促進するよう日建連から方針が出ています。長谷工コーポレーションでは、2027年度建設作業所の4周8閉所100%達成を目標に、年間108日の閉所計画を設定、個人でも年間104日休日取得を強力に推進しています。

実績数値については、下記をご参照ください。

協力会社の外国人労働者とのエンゲージメント「グローバル・ワーカーズ・ミーティング」

取り組み内容については、下記をご参照ください。

社員の多目的スペース『MOSt Place』

芝本社ビルおよび平野町ビルに“生産性向上”“コミュニケーションの活性化”をコンセプトとした社員の多目的スペース「MOSt Place(モスプレイス)」を開設しています。新たな発想や閃きを創出できる空間、多様な社員と交流ができる空間、ちょっと一息つける空間として、ミーティングやサテライトワーク、アフター5のイベントなどフレキシブルな活用ができ、社員一人ひとりの可能性を広げ、イノベーションが生まれる場所を目指しています。

「プライベートラウンジ」は、少人数や一人で集中したいときに
「プライベートラウンジ」は、少人数や一人で集中したいときに
「ブラウジングスペース」は、情報収集の場
「ブラウジングスペース」は、情報収集の場
「フレキシブルスペース」は、自由にテーブルレイアウトの変更が可能です
「フレキシブルスペース」は、自由にテーブルレイアウトの変更が可能です

価値創生部門におけるクリエイティブオフィス

長谷工グループの将来事業を創出・実証し、商品・サービスの競争力向上と労働生産性の向上を目指す「価値創生部門」では、イノベーションを創出する拠点として、オフィス空間を長谷工グループ初の「クリエイティブオフィス」としました。
コンセプトは、「Road Trip/旅するオフィス」。完全フリーアドレスで、旅をするように働くエリアを自由に歩き、偶然のコミュニケーションを活かして確かな成果をあげることを目指したオフィス空間を設計しました。
加えて、自主運営組織「オフィスデザイン委員会」を発足し、美観維持、コミュニケーション促進、オフィス改善への意見や提案の見える化等に取り組み、クリエイティブオフィスの維持に努めています。

オフィス中心部のカフェスペース:偶発的なコミュニケーションを演出する「マグネットポイント」
オフィス中心部のカフェスペース:偶発的なコミュニケーションを演出する「マグネットポイント」
TEDスペース:コミュニケーションから生まれたアイデアをすぐに書き出せる「スケッチポイント」
TEDスペース:コミュニケーションから生まれたアイデアをすぐに書き出せる「スケッチポイント」
定期的に全員でオフィスの清掃を行う「クリーンデー」
定期的に全員でオフィスの清掃を行う「クリーンデー」

労働問題への取り組み

生活賃金の支援

長谷工グループでは、各国・各地域の労働法令を遵守のうえ労務管理を行っています。賃金においても、各国・各地域における最低賃金の規定を遵守し、それを上回る賃金を支払うことを基本的な方針としています。
なお、同一資格・同一職務レベルにおいて性別や年齢等に関わらず統一された報酬体系を適用しています。
長谷工コーポレーションにおける2024年度の平均年間給与は1,058万円です。

労使関係

長谷工グループでは結社の自由や団結権、団体交渉権、団体行動権を企業として尊重すべき基本的な要素と考え、その旨を労働協約の中で定めており、グループ各社と長谷工グループ労働組合との間で相互信頼できる労使関係を築いています。労働組合は、組合員一人ひとりのワークライフバランスの実現とグループの発展を目指し、「生活就労実態アンケート」や「職場集会」の実施を通じて、組合員の声を集めています。その上で安心して働くことができる労働環境の整備や生産性向上の施策について、定期的な労使協議の場を通じて、労使対等の立場で協議・提言をしており、会社はその内容を真摯に受け止め、グループの更なる発展の為に各種施策を検討、実行しています。

労働問題に関するリスク評価

長谷工グループ各社は、従業員の労働安全リスク評価の一環として、労働時間のモニタリングを行い、毎月、経営会議に報告を行っています。
また、モニタリング結果を踏まえ、従業員の健康確保、過重労働の防止に向けて以下の施策に取り組んでいます。

  • 長谷工コーポレーション各部門やグループ会社毎に労使で「MOSt委員会」を組成し、業務改革や生産性の向上、労働時間の縮減施策検討。
  • グループ共通施策として、「グループ統一ノー残業デー(年2回)」や「部門早帰りデー(月1回以上)」を設定。
  • 法定基準より厳格な過重労働面談ルールの適用。

あわせて「グループ健康経営推進委員会」において、従業員の健康状態のモニタリングを行い、社員の健康保持・増進に関する取り組みを進めています。

また、長谷工コーポレーションがM&Aを検討する際は、デュー・ディリジェンスの一環として、対象企業における事故災害の状況、長期欠勤者の状況、労働問題発生の状況等を確認のうえ労働安全リスクを評価し、M&A実施における判断要素としています。

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