大切にしたい風景
環境マネジメントシステム

環境活動を推進・展開していくために、それぞれの部門で環境目標・目標値を掲げ、着実に取り組んでいます。

長谷工グループ 環境基本方針

長谷工グループは企業理念の「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」と、環境や社会に配慮した事業プロセスの実現をめざすCSR方針のもと 、地球環境の保全につとめ、持続可能な社会の実現に貢献します。

  1. 基本施策
    長谷工グループの事業活動と関係する重要性の高い環境課題について、お客様、お取引先、関係する様々なステークホルダーとともに解決に向けた取り組みを進めます。
    • ・資源の有効利用、廃棄物削減の更なる推進による、資源循環の実現
    • ・CO₂の排出を抑制し、低炭素社会へ貢献
    • ・汚染予防、自然と生態系に配慮した取り組みによる 、生物多様性の保全
  2. 法令遵守とコミュニケーション
    環境に関する法規、協定、自主基準を遵守し、長谷工グループで働く従業員に定期的な環境教育を行います。また、環境に関連する活動の情報開示を進め、社内外のステークホルダーとのコミュニケーションを積極的に行います。
  3. マネジメント
    上記の活動を推進していくための目的と目標の設定を含めた管理の仕組みを確立・運用し、継続的な改善を行います。

環境マネジメントシステム推進体制

長谷工コーポレーション 体制図

※ 環境マネジメントシステム

環境マネジメントシステムの状況

長谷工コーポレーション・長谷工リフォーム・不二建設では、ISO14001環境マネジメントシステムの認証を取得し、環境活動の継続的な管理・改善を図っています。

ISO14001認証取得の経緯

当社では、2001年7月に関西地区、10月に東京地区でISO14001環境マネジメントシステムの認証を取得しました。2013年10月に環境マネジメントシステムを東西地区統合し、運用しています。2024年4月現在、長谷工コーポレーションの事業所約98%が認証を取得しています。
長谷工リフォームでは、2014年3月にISO14001環境マネジメントシステムの認証を取得しました(東京・関西支社)。2018年4月に2015年版への移行及びISO9001品質マネジメントシステムとの統合を行い、運用しています。
また不二建設でも、関西支社で2020年12月に、東京支社で2021年2月に認証を取得しております。
今後も環境管理活動を継続して展開していきます。

取り組みと継続的な改善

環境保全活動を進めるにあたり、環境方針を策定、各部門は環境方針を受け環境目標・目標値を定め推進しています。
環境マネジメントシステムが規格要求事項を含め当社の取り決めに適合しているか、また適切に実施され維持されているかを内部監査及び外部審査によりチェックし、その結果を踏まえ、見直しを行い継続的な改善を図っています。
2023年度の外部審査受審日及び指摘件数は以下の通りです。

登録日
更新日
外部審査受審日 外部審査
指摘件数
長谷工
コーポレーション
1997.3.31
2022.10.1
2024.7.30~8.1 0件
長谷工リフォーム 2014.3.13
2024.4.19
2025.2.19~21 0件
不二建設(東京支社) 2000.11.15
2024.2.22
2024.12.12 0件
不二建設(関西支社) 2000.3.1
2023.12.21
2024.10.10〜11 0件

環境法規制の遵守状況

2024年度は、工事に伴う環境に関する法令違反はありません。

2024年度環境⽬標‧目標値と結果および2025年度計画

評価凡例 〇:目標達成 △:ほぼ目標達成 ×:目標未達成

部門 環境目標 2024年度目標値 2024年度結果 評価 2025年度目標値
施工部門 建設廃棄物の削減 建設廃棄物の削減 混合廃棄物
3.5kg/m2以下
混合廃棄物
東京:1.6kg/m2
関西:2.6kg/m2
混合廃棄物
3.4kg/m2以下
混合廃棄物の
リサイクル化
リサイクル率
84.0%以上
リサイクル率
東京:94.9%、
関西:88.7%
リサイクル率
85.0%以上
地球温暖化の防止 CO2発生量の削減 発生原単位
8.5t-CO2/億円以下
発生原単位
東京:7.7t-CO2/億円、
関西:6.7t-CO2/億円
発生原単位
8.5t-CO2/億円以下
設計部門 環境配慮設計の提案 環境配慮チェック
シートの活用
採用件数÷提案件数
=95%以上
採用件数÷提案件数
=東京:98.3%、
関西:98.7%
採用件数÷提案件数
=95%以上
地球温暖化の防止
(CO2発生量の削減)
新CO2排出量算定
プログラムの活用
CO2削減率10%以上
(2016年建築物省エネ
法基準・建物全体)
CO2削減率
東京:27.6%、
関西:29.3%
(2016年建築物省エネ
法基準・建物全体)
CO2削減率10%以上
(2016年建築物省エネ
法基準・建物全体)
オフィス
部門
CO2排出量の削減 電力使用量の削減 前年度実績値以下 前年度比 +2.5%
(東京:+4.7%、
関西:▲1.6%)
× 前年度実績値以下
コピー用紙
使用量の削減
前年度実績値以下 前年度比 ▲10.3%
(東京:▲12.2%、
関西:▲6.9%)
前年度実績値以下
技術
研究所
環境負荷低減に寄与する
新たな研究開発を推進
する。
住宅性能向上に
関する技術開発
新規着手件数
8件以上
新規着手件数
9件
新規着手件数
8件以上
⾃然エネルギー利⽤
に関する技術開発
設備の⾼効率化に
関する技術開発
建築廃材削減に
関する技術開発
CO2排出量削減に
関する技術開発
対象とする研究開発課題の年間目標を
着実に進捗する。
平均進捗率
90%以上
平均進捗率
85%
平均進捗率
90%以上

外部団体との協働

長谷工コーポレーションは、日本建設連合会(日建連)に所属しています。日建連では、業界全体での地球温暖化への対応を推進しています。長谷工コーポレーションでは、日建連の「低炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」への取り組みを支持し、気候変動の緩和・適応に向けた取り組みを推進しています。