働いていたい場所
長谷工の“イノベーション活動”

「価値創生部門」が本格稼働

2018年秋、新たに「価値創生部門」が設立されました。
FIT開発部、ICT活用推進部、関西ICT活用推進部、CR推進部、グループカスタマーセンター、IT推進部がコラボレーションし、イノベーションにチャレンジ。
新しいビジネスモデルの開発や働き方改革の推進に取り組んでいます。

1.最先端の技術を活用し、新たなビジネスの創生へ。2.既存ビジネスを見直し、改善し、生産性の飛躍的向上へ。3.自らがモデルケースとなり、働き方の改革推進へ。

長谷工グループの
未来を切り拓いていく、
新たなビジネスモデルを
創り出したい

長谷工グループの5年後、10年後を見据えたイノベーションを推進していく「価値創生部門」が、2018年秋に設立されました。新部門には、大きく2つの活動目標が掲げられています。

ひとつは、先端デジタル技術を積極的に活用した新たなビジネスモデルの創生。もうひとつは、既存ビジネスの生産性の飛躍的な向上です。とりわけ新部門に期待されているのは、社会的に大きな変化を起こすイノベーションへの挑戦。未来の暮らしのニーズや新しい社会的価値を探し出すところからスタートし、これまでのモノや仕組みなどに対して先進的技術や新しい考えを採り入れ、新たなビジネスモデルを創り出すことです。

「価値創生部門」は、いま、従来の常識にとらわれず、「走りながら考え、実証しながらシステムを構築していく」スピード感をもって、未来という答えのない問いに挑戦しています。

協働活動をサポートする
オフィスは、
未来の働き方の
実験室でもある

「価値創生部門」は、①FIT開発部②ICT活用推進部③関西ICT活用推進部④CR推進部⑤グループカスタマーセンター⑥IT推進部の6つの部から構成され、部単位での活動だけでなく、部の垣根を越え、ミッションごとに集まりながらイノベーションを推進していく従来にない協働体制で活動しています。

この協働活動をサポートするため、オフィスは常に情報共有でき、コミュニケーションが活性化しやすい環境を整えています。今後も試行と改善を重ね、より良いオフィスへと進化させていきます。

また、新部門は、自らが「働き方改革」推進のモデルケースになることも大きな役割です。フリーアドレスやテレワークをはじめさまざまなワークスタイルの試行実験に取り組み、そこから得られた情報や成果を長谷工グループ各社へフィードバックし、新しい働き方の展開に寄与していきます。

答えなき問いに挑戦する新部門の「今」

新たなビジネスモデルの創生や既存ビジネスの生産性向上、働き方改革の推進に挑戦している「価値創生部門」のメンバーに、その取り組みの「今」を語ってもらいました。

事業構築の先駆けとなるビジネスモデルを創り、成長させたい

FIT開発部 山下純一

FIT開発部に求められているのは、部名となっているFIT=Future(未来)× Innovation(革新)×Transformation(変換)が示している通り、長谷工グループの未来変革プランの立案と実行です。5年後、10年後を見据えた新しいビジネスモデルを創り出し、グループの事業として成長させるというミッションの先駆けになることだと思っています。

FIT開発部が主導する「FITプロジェクト」では2019年4月からは9つのチームで活動を行っています。私のチームで取り組んでいるのは、新しい「賃貸マンションのオーナー支援」のあり方。賃貸経営の業務を効率的に行えるよう、デジタル技術を活用した新しいサービス開発への取り組みです。これまで培ってきた長谷工グループのリソースも活かしながら、サービスを開発していこうと考えています。

オフィスに掲出している「FIT WAY」の行動スローガンに基づいて、部門の一人ひとりがアグレッシブに、チーム間でもコミュニケーションを図りながら、長谷工の未来を創っていきたいと思っています。

FITプロジェクトの行動スローガン「FIT WAY」
FITプロジェクトの行動スローガン
「FIT WAY」

「BIM & LIM Cloud」で、暮らしに新しい付加価値を提供したい

ICT活用推進部 由本充/関西ICT活用推進部 平井住明

建築物の3次元モデルに各種データを統合し、設計や施工に活用している「BIM(Building Information Modeling)」に加えて、入居者の情報を一元化し、先進機器と組み合わせて付加価値を提供する新しい情報サービスシステム「LIM(Living Information Modeling)」とを統合した「BIM & LIMCloud」が、2020年春から運用が開始されます。 これからのマンションライフ、マンション管理、マンションづくりにもっと役立つ情報を提供したいと、私たちチームが取り組んできた、新しいサービス。 どんな付加価値情報を提供したらいいか、チームのみんなとの雑談、パートナー企業、それに家族との会話が発想や開発のヒントになっています。

「BIM & LIM Cloud」は常に情報を蓄積して、解析し、新たな付加価値情報を漸次構築していく、未来を創るタスク。運用開始に向け、チーム一丸となって取り組んでいます。

「BIM&LIM Cloud」概念図

「旅するオフィス」は最終形ではなく、進化していくオフィスです

オフィスデザイン委員会
第2期オフィスデザイン委員会:FIT開発部 菊池真伍・加藤英樹・吉野樹 / CR推進部 吉田麻紀 / IT推進部 鐙隆行・村岡隆一

「価値創生部門」のオフィスは、「旅するオフィス」をコンセプトに環境整備が図られています。パーテーションのない空間に、毎日、違う場所に座ることで偶発を含めた多様なコミュニケーションを促す「完全フリーアドレス」を採用し、情報への常時アクセスを支援する「ワイヤレス環境」、そして「ペーパーレス環境」が整えられています。また、ストレスフリーを目指し、ガラス張りの会議室やソファ付きのデスク、カフェエリアを設置。どこでもアイディアを書きとめられるよう随所に書き消し可能の特殊塗装の壁を設けるなどオフィスには多くの工夫が施されています。

総務部をあえて設けていない価値創生部門では、オフィスの運営や美観維持は「オフィスデザイン委員会」が中心となって行っています。メンバーは各部から選抜され、6ヶ月ごとの交代制。私たち、第2期オフィスデザイン委員会では、フリーアドレスの有効活用やコミュニケーションの活性化、AIアシスタントや位置情報検知システムなどの実験試用を推進しています。検証と改善を自主管理・実施し、さらに理想的なイノベーションオフィスへと進化させていくのも、これまでになかった取り組みです。「次代のオフィス」のテストモデルとなって、その成果を長谷工グループの働き方ビジョンへフィードバックしていくのも、部門の重要テーマとなっています。業務と同様に、価値創生部門のオフィスそのものも、「イノベーションに挑戦するオフィス」だと言えます。

手前の円卓「カフェ」エリアを中心に
「フリーアドレス」エリアが広がる
オフィスマップ
左:吸音材で囲まれた「立ち会議ブース」
右:部門メンバーからのオフィス環境に関する提案を見える化する「KAIZEN BOARD」